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01ボラ参加の動機(Enjoyゴルボラ!のトップ記事)

 

【Enjoyゴルボラ!】の目次

 

 

 

 

 

Ⅳ.ボランティア業務の種類

 

 

 3.キャリングボード

 

  ・担当する組の3(4)人の選手のトータル

   スコアをギャラリーなどに見せる業務

   です。

   トータルスコアとは、1日18ホールの

   各ホールのパー(3や4や5)に対して

   何打多いか少ないかの累積値を表す

   もので、「+2」や「-3」といった数字を

   掲示します。ほとんどのキャリング

   ボードは、「+2」は青字(または黒字)で

   「」、「-3」は赤字で「」と表示します。

   トータルスコアは各ホールの累積であり、

   かつ4日間(3日間)通しての累積値を表示

   します。

   ですから、初日のスタート前は全選手が

   「0」ですが、プレーが進むにつれて

   赤字青字の数字になっていきます。

   2日目の朝の時点では、前日(初日)の

   18ホール終了時点のトータルスコアの

   表示でスタートします。
  ・キャリングボードにはいろいろな

   種類があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

   伸ばせばこんなに長くなるものも

   あります。

 

 

 

  [A] ゴルフ知識の必要度

   {必要}(打数のカウントやペナルティ

      などのルールを知っていること。)

 

  [B] 主たる業務

   ・担当する組のトータルスコアを

    ギャラリー・選手・メディア(TVや

    カメラマン)・大会関係者・運営

    スタッフ(ボランティアやアルバイト

    含む)に見せる。

    ギャラリーを第一優先にして見せる

    ようにしましょう。

 

 

   (1)キャリングボードの業務の流れ

 

   ①担当組の抽選が終われば、そのまま

    業務説明が始まります。

 

   ②業務説明終了後に機材を受け取ります。

    ・キャリングボード本体(すでに

     スタッフにより選手名パネルが

     セットされています。)

    ・数字パネルとそれを入れるポーチ

 

 

 

 

   ③自分が担当する組の選手名が合って

    いるかを確認します。

    数字パネルの枚数が揃っているかを

    確認します。

    担当組の選手のスタート前トータル

    スコア(数字パネル)にセットします。

    (スタート前トータルスコアは

    ペアリングに記載されています。)

 

 

 

   ④担当組のスコアラーと事前の

    顔合わせをしておきましょう。

    もし同組を担当するスコアラーが

    不明な場合は、スタートティで

    出会えますから、そこであいさつ

    しましょう。

 

   ⑤スタート時刻の15分前までに

    スタートティにスタンバイします。

    ボランティア本部からスタートティに

    向かう途中もキャリングボードを

    正しく掲げましょう。

    大会によっては、スタートホールで

    ティイングエリアの外側を大きく回ることも

    あります。

    キャリングボードを高く掲げてスタンドや

    周辺にいる人たちに見せるためです。

    ティイングエリアを歩いて回るときに

    右回りか左回りかの指示があると

    思いますので、それに従ってください。

    日本人ギャラリーが圧倒的に多いと

    思いますから、日本語の選手名を見せる

    ようにキャリングボードを持ちましょう。

 

   ⑥スタートティ入口でスコアラーと

    一緒に選手やキャディを出迎えます。

    スタート前のあいさつをしましょう。

 

   ⑦選手のスタートに合わせて歩き

    始めます。

    キャリングボードのスコアや広告を

    なるべく多くの人に見てもらえるよう

    意識しながら適切な場所を歩きます。

 

   ⑧グリーン上で選手がホールアウトして

    バーディやボギーなどスコアが

    動けばすみやかに数字パネルを

    入れ替えます。

    次の選手のプレーや観戦の邪魔に

    ならないよう数字パネルを入れ替えて

    ください。

    全員ホールアウトしたら、キャリング

    ボードの表示スコアが合っているかを

    スコアラート読み合わせしてください。

    そして、すぐに次のホールへ移動して

    ください。

    選手よりも先に次ホールのティに

    着くことが好ましいです。

 

   ⑨あとは⑦と⑧を繰り返します。

 

   ⑩全てのホールを終了したら、

    アテスト会場に向かうスコアラーと

    わかれてボランティア本部に戻ります。

    ボランティア本部に戻るまで正しく

    キャリングボードを掲げましょう。

 

   ⑪機材返却する前に数量確認と清掃を

    行います。

    まず、キャリングボードから数字

    パネルのみ外します。

    選手名パネルはスタッフが入れ替え

    ますのでそのままにしておいて

    ください。

    キャリングボードや数字パネルの

    汚れを落とします。雨で濡れた場合

    にはタオルなどで拭き上げます。

    数字パネルの紛失がないか、枚数を

    確認しましょう。

    不足があればスタッフに申し出て

    ください。

    元に収納場所に返却します。

 

 

 

 

  [C] コツ・気をつけること・面白み

 

   ①見せる工夫(その1)。

    キャリングボードを見せる工夫の

    ことです。

 

    まず第一に、キャリングボード

    業務中は常に「今、誰に見せるべきか。

    誰に見せたいか。」を意識することが

    必要ではないでしょうか。

    そのことで掲げるキャリングボードの

    向きや歩くペースを変えることに

    つながります。

    また、自分が持っているキャリング

    ボードを見ようとしているギャラリーに

    気づくことも必要です。遠くから

    こちらを見ようとしている人がいたら、

    キャリングボードの向きを見やすく

    変えてあげましょう。

    ちなみにキャリングボードの表裏は

    日本語とアルファベットになっている

    場合があります。

 

 

 

 

    国内ではほとんど日本人ギャラリー

    ですから、日本語側を向けるように

    しましょう。

 

    また、見せるのはスコアの数字だけ

    ではありません。

    キャリングボードにはスポンサー

    などの広告も掲載されていますから、

    常にそれを隠さないように持つ必要が

    あります。

 

 

    例えばキャリングボードは四六時中

    掲げている必要はなく、選手の

    ショット時やグリーン上でのプレー時

    には地面に置いて支えておけばよい

    場面もたくさんあります。

    特にこの時にはスコアや広告を隠さない

    ようにキャリングボードを持つことが

    できるといいですね。

 

 

 

    次に歩く場所ですが、(今見てほしいと

    思う)ギャラリーのなるべく近い場所を

    意識しましょう。

    キャリングボードの数字は決して

    大きくはありません。そのため遠くから

    スコアを確認するのには限界があります

    からギャラリーの見やすい場所を

    歩きましょう。

    次のホールへの近道になるという

    理由で、ギャラリー通路のない側を

    歩くけば反対側のギャラリーには

    遠すぎてスコアを確認することは

    難しくなります。

    ギャラリー通路を歩く場合、

    キャリングボードが人並みに埋もれて

    見にくいこともありますし、選手に

    遅れてしまう恐れもあります。

    かといって選手のプレーフィールドで

    あるフェアウェイやハザードとして

    セッテイングされたラフを歩くのは

    好ましくありません。

    最も無難な場所はローピング沿いに

    コース側を歩くことではない

    でしょうか。ただし。ローピング沿い

    周辺に大きな木々がある場合には

    キャリングボードを見てもらいにくく

    なりますから、それを避けながら

    ラフもしくはファーストカットを

    歩けばよいと思います。

    男子の試合などでは、カート道から

    遠く離れたフルバックティが採用

    されている場合があります。

    そのような場所はギャラリーがあまり

    立ち入らないことが多いですが、

    もし一人でもギャラリーがいたら、

    キャリングボード担当はそこまで

    歩いていきましょう。

 

    観戦方法は2つあります。お目当ての

    組について移動しながら観戦する

    方法とグリーンサイドなどの定点で

    観戦する方法です。

 

 

    選手について移動するギャラリーは

    そのプレーを見ていますから、

    スコアの動きもわかっている人が

    多いでしょう。

    しかし定点観戦で待っている多くの

    ギャラリーは次にやって来る選手の

    スコアを知りません。

    (ネット情報でリアルタイムのスコアを

    見ながら観戦する人も増えているのも

    事実ですが。)

    ですからキャリングボードのスコアを

    優先して見せたいのは、定点で待って

    いるギャラリーです。

    次のティで待っているギャラリー、

    2nd地点で待っているギャラリー、

    グリーンサイドで待っているギャラリー、

    これらの人は、次に来る選手名は

    ペアリングで知っているかも

    しれませんが、そのスコアは基本的に

    知りません。

    「最新スコアを知りたい。」という

    気持ちに応えたキャリングボード

    業務ができるといいですね。

 

    以上のことを意識しながら、

    ギャラリーの「重心」を感じ取ることが

    できないでしょうか。

    「重心」は、「見せる相手(ギャラリー・

    選手・関係者…)」「ギャラリーの多さ・

    密度」「スコアを知りたい度合い(定点で

    待っている人は度合いが高い)」を

    ザックリとでも感じられたら、

    どっちにキャリングボードを向けるかや

    どこを歩くか、また歩くスピードなどの

    判断ができると思うからです。

    「どこを歩くか」とは、例えばコースの

    左右両サイドにギャラリー通路がある

    場合に、どちら側を歩くかという

    ことがあります。

    左右のギャラリー数の大小や2nd地点の

    定点観戦者の数、グリーン出口が左右

    どちらかなどなどを判断したうえで

    左右どちらを歩くかを決めるとよいと

    思います。

    そもそもキャリングボードが途中で

    フェアウェイを横断する必要はないと

    思っていますが、歩くサイドを

    間違えたと思えば途中横断はやむを

    得ないかもしれません。その際は

    担当組や後続組の選手のプレーの

    妨げにならないように注意しましょう。

    ランキング上位の組(最終組など)には

    キャリングボードが2本つく場合が

    ありますので、その際は左右に分かれて

    歩くとよいです。ギャラリー通路が

    片側のみの場合は、2人のキャリング

    ボードは前後に離れて効率よく

    「見せる」ことを意識しましょう。

    2人のキャリングボード担当が並んで

    歩いては「ダブルキャリボ」の意味が

    ありません。

    また、運営会社がキャリングボード

    担当の歩くルートを予め決めている

    場合があります。ルートを書いた

    コースレイアウトの紙が渡されます

    から、それをよく吟味しルートに

    疑問があれば、スタッフに確認して

    おきましょう。

 

 

 

 

 

    常に「重心」は変わり続けますから、

    それを感じるのはやはり「今、誰に

    見せるべきか。誰に見せたいか。」を

    意識することではないでしょうか。

    自分が選手のプレーに見入って

    しまうと、 「今、誰に見せるべきか。

    誰に見せたいか。」がおろそかになって

    しまい、誰にとっても見にくい

    キャリングボードになってしまって

    いるかもしれません。

 

   ②見せる工夫(その2)。

    ギャラリーにプレーを見せる工夫の

    ことです。

    ギャラリー数にもよりますが、

    キャリングボードやそれを持つ

    ボランティア自身が観戦を邪魔して

    しまうことがあります。

    特にショット地点やグリーン周辺では

    観戦の邪魔にならないよう配慮

    しましょう。

    木の陰に立つことによって自分を

    消したり、グリーン周りでは

    キャリングボードを地面に寝かせて、

    自分も片膝で座ることも有効です。

    今が「スコアを見せる時か」、

    「プレーを見せる時か」を感じることが

    大切かもしれません。

 

   ③素早く入れ替えるコツ。

    バーディやボギーで選手のスコアが

    動いた時は、すみやかに数字パネルを

    入れ替えます。

    選手のショートアプローチやパットで

    スコアが動く可能性があれば、その

    都度入替の数字パネルを取り出す準備を

    しておきましょう。

 

 

    例えば2アンダーの選手が長~い

    バーディパットを打つ時でも、

    数字パネルポーチの中で「赤い3

    (3アンダー)」を掴んでおきます。

    もしそのパットが外れて次の

    パーパットを入れようとすれば、

    ボギーになることも想定して「赤い1

    (1アンダー)」を掴んでおきます。

    このようにすぐに数字を取り出せる

    ようにしておけば、次の選手が

    パットのルーチンに入る前に入替を

    完了することができます。

    ところが短いパットをカップイン

    せずにマークする選手がいます。

    大切なパットで仕切り直すために

    一旦マークするケースです。

    3選手ともに短いパットを残して、

    しかもどれもボギーパット、

    トントントンと3人が続けてカップ

    インされると、まとめて3人分の

    スコアを短時間で入れ替えなければ

    なりません。

    キャリングボード担当にとって、

    「お先にパット」はとてもありがたい

    ものなんです。

 

    通常3枚づつの数字パネル群の

    中から必要な数字を取り出すのに

    少し時間がかかります。

    なるべく短時間で目的の数字を

    取り出したいのですが、そのためには

    ポーチ内の整理が大切です。

    数字パネルをしまう時には必ず

    もとの順番の場所にしまいます。

    数字パネルの並びがバラバラでは

    探すのに時間がかかってしまいます

    から。

    次に「仕切り板」を活用する方法が

    あります。

    厚紙などで数字パネルより少し高さの

    高い「仕切り板」を4枚作ります。

    それを現在スコア(例えば-2)を中心に

    2数字ごとに挟んでおきます。この

    場合では、例えば-3-4の間、

    -5-6の間、-1と0の間、+1+2の間

    という具合です。

    目的のの数字がどこにあるかが

    わかりやすいのでサッと取り出す

    ことができますね。

 

   ④掲げる姿勢。

    キャリングボード担当は見せる業務

    ですが、同時に自分も見られています。

    ただひらすら「かっこよく」を意識

    しましょう。

    「だらしない」と見られてしまうのは、

    「ボランティア(全体)」のイメージ

    ダウンにつながりますし、大会の

    イメージを損なう恐れもあります。

 

   ⑤スコアラーとの連携を。

    キャリングボード担当は常に

    ギャラリーの近くを歩いていますし、

    ボードを持っていますから機動性は

    あまりよくありません。

    そのような状況で、コースの反対側

    などで選手のトラブル(セーフかOB

    (暫定球)か、アンプレヤブルかどうか

    など)が発生した場合、キャリング

    ボード担当はその状況を把握しにくい

    状況でスコアのカウントにも影響

    します。

    その際は機動性のあるスコアラーが

    現地で確認しますので、その結果を

    共有してください。

 

   ⑥掲示スコアの確認。

    ホールを終了するごとにスコアラーと

    トータルスコアの確認(読み合わせ)を

    しましょう。

    読み合わせといっても常にそばで

    確認する必要はありません。

    スコアラーとキャリングボードは

    業務の目的が異なりますから、常に

    同じ場所を歩くこと自体が不自然です。

    各ホールを終えた時点でスコアラーが

    キャリングボードのスコアを(遠目

    にでも)見てOKサインを出して

    くれたら、それで確認OKですよね。

 

   ⑦ボラ本を出てから戻るまで。

    ゴルフボランティアを始めた頃に

    大先輩が教えてくれたのは、

    「キャリングボードは、ボランティア

    本部を出てからボランティア本部に

    戻るまでが仕事。」という言葉です。

    スタートホールのティから18ホール

    目のグリーンまでだけがキャリング

    ボード担当の仕事ではありません。

    スタートホールに向かう途中にも

    ギャラリーはいますし、ホールアウト

    後も結果のスコアを気にしている人は

    たくさんいます。

    そのためにもボランティア本部を

    出たらすぐにキャリングボードを

    正しく持って歩くようにしましょう。

    そして、ボランティア本部に戻るまで

    掲げ続けましょう。

    良い一例があります。

    「ヤマハレディースオープン葛城」が

    開催される「葛城ゴルフ倶楽部」では

    山名コースを使用しますが、

    ボランティア本部があるのは宇刈

    コースの17番です。ボランティア

    本部を出たすぐのところにギャラリー

    ゲートがあり、そこから山名コース

    までは約450mあります。キャリング

    ボード担当はミドルホール以上の

    この距離をギャラリーや選手の中、

    往復することになります。

    この時点では担当組の選手たちと

    一緒にいるわけではありません。

    その分ギャラリーや選手たちの

    視線が集まりやすいと感じます。

    その時にキャリングボードを片手で

    ぶら下げて歩く姿はどうでしょうか。

    プレーする選手と一緒にいない時でも

    キャリングボードは活躍できるのです。

    見せる人がいる限り、「動く速報板」

    として機能しましょう。

 

   ⑧事前準備と後片付け。

    担当組の決定はスコアラーと同様に

    組抽選で決まることがほとんどです。

    自分の担当組が決まれば、機材として

    キャリングボードと数字パネル、

    それを入れるポーチを受け取ります。

    まず最初に数字パネルが揃って

    いるかを確認します。どの数字も

    3枚(4枚)ずつ入っています。

    業務中に「足りない!」と困らない

    ように、また紛失の恐れを考慮し、

    しっかり確認しましょう。「6」と

    「9」は兼用です。

 

 

    決勝になると担当組選手のスタート時

    スコアはほぼ同じです。そのため

    極端に離れた大きな数字や小さな

    数字は使用機会がないと思われ、

    ボランティア本部に残置することも

    あります。そうすることで数字パネル

    ポーチが軽くなるからです。

    しかし、これには注意が必要です。

    プロ選手は爆発的なスコアを出す

    ことがあります。「この組の選手の

    今週の調子ならこれくらいの数字で

    いいだろう。」などと多くの数字パネルを

    残してくると大問題になることが

    あります。

    このような場合、無線機を持っている

    スコアラーにお願いして、速報本部

    経由でボランティア本部のスタッフに

    対応をお願いすることになります。

    数字パネルの補給のためにスタッフが

    動かなければいけません。

    選手が大崩れして、悪いスコアの

    数字パネルが足りなくなる場合も

    同様です。

    特に4日間大会の予選2日目は、初日と

    同じ組合せでラウンドしますから、

    スコアが大きくバラついていることも

    あります。各選手のスコアに対応した

    数字パネルを用意しなければ

    いけません。

 

 

    このような事態を避けるため、数字

    パネルのボランティア本部残置は

    避けた方がよいでしょう。

    どうしても数字パネルを残す場合は、

    現在スコアから十分に余裕を持った

    数字パネルを携帯するように

    しましょう。

    業務終了後は、数字パネルのみ

    キャリングボードから取り外します。

    選手名パネルの取付け、取外しは

    スタッフの仕事です。

    取外した数字パネルの枚数確認をして

    業務中の紛失がないかを確かめます。

    数字パネルやポーチに芝がついて

    いたり汚れがあればきれいに

    落とします。特に雨の日は数字

    パネルが濡れていますのでタオル

    などできれいに拭き取って

    おきましょう。

 

 

    キャリングボードや数字パネル

    ポーチは指定された場所に返却します。

 

   ⑨見られる満足感。

    キャリングボードを掲げていると

    「見られている」などと視線を感じます。

    また、好スコアに「おぉ~」などと声を

    あげて反応する人たちもいます。

    この時は「スコア速報板として機能

    している。」と実感できる瞬間ですね。

 

   ⑩無理はしないで。

    キャリングボード業務の大敵は

    「風」です。

    大きなうちわを掲げて歩いている

    ようなものですから、大きく風の

    抵抗を受けます。

    そのような時には無理をせずに、風を

    受けにくい方向にボード面を向けて

    ください。

    それでも耐えられない場合は

    キャリングボードを下ろして歩いても

    いいでしょう。

    ご自分の体や手首のケガ、それに

    周囲の人たちを巻き込んだ問題を

    起こさないことを優先しましょう。

 

 

  [D] 余裕があれば(必要に応じて)して

     ほしい業務

 

   ①選手プレー時のギャラリー静止。

    自分の周辺にギャラリー整理の

    ボランティアやスタッフがいない

    場合で、選手のプレーに影響を

    与えそうな状況であれば、

    ギャラリーを静止します。

    誰も動いていない状況で静止の

    ためにキャリングボード担当が

    (毎回)手を挙げることは、むしろ

    しない方がよいと感じます。

 

   ②選手の動線確保。

    グリーンホールアウト後、

    次ホールへ移動する際に

    ギャラリーを制限して、選手の

    通り道を確保します。

    キャリングボードで周囲の人が

    ケガをしないように注意しましょう。

 

   ③ローピングや杭の抜き差し。

    選手のショット時にローピングが

    邪魔になる場合があります。

    周辺にボランティアやスタッフが

    いない場合は、杭を抜いたり刺し

    戻したりを行いましょう。

    抜いた杭の放置は、後続組の選手の

    プレーへの影響や観戦エリアの乱れ、

    杭によるギャラリーのケガなどの

    恐れがあります。

 

 

  [E] しないほうがよい行動・するべきでは

     ない行動

 

   ①重ねてお伝えしますが、キャリング

    ボードを担ぐことだけは決して

    しないようにしましょう。

 

 

 

    または、担いでいるように見られて

    しまう体制、例えば真っ直ぐ持っては

    いるものの極端に体に近いと担いで

    いると勘違いされます。キャリング

    ボードの持ち手部分を抱きかかえる

    ような持ち方も誤解を招く恐れが

    ありますね。

    周辺の人にどのように見られて

    いるかを意識してかっこよく

    キャリングしましょう。

 

 

 

 

 

 ・次回は「スコア速報板業務の内容」に

  ついて記載します。

 

 

 

 

●これまで経験してきたゴルフボランティア活動で見て

 聴いて体験したことをなるべく初心者目線で記載して

 います。

 また、「こんなボランティアになれたらいいな。」という

 個人的に考える「あるべき姿」も少し記載したいと

 思います。

 記載内容に誤りがあったり、経験者の方からの

 ご意見なども伺いたいと思いますので、このブログの

 コメント欄または以下のアドレスまで連絡を

 いただけると幸いです。

   golfvolusherpasince20230210@gmail.com