真夏の暑い日、私たちはバスケデートをすることにした。
彼は、大学のバスケ部で体育館係をしていたので、自由に市内の体育館が予約でき、使うことができた。
体育館に着き、着替えたら、コート半面を二人で使う、贅沢なデートの始まりだ。もう片面では元気な若者やおばちゃん達がバトミントンをしていた。…卓球だったかもしれない。まぁともかく、二人きりの時間ではなかったのだが、私たちは念願のバスケデートをすることができた。
フリースロー対決をしたり、一対一の対決をしたり。運動不足な上に、もともとバスケが全然できない身としては勝負にすらならなかったが、適度なハンデのおかげで楽しく戦った。彼と2人でバスケをするのは中学二年生の塾の合宿以来だったので、懐かしいような気分になった。「体がこっちに向いていても足がこっちに向いていたらこう進むからこっちの進路を塞ぐ」とか「相手の重心をずれさせる(?)」など、Tを倒すためのレクチャーを彼自身から色々受けたが、結局、「まぁ、100年早いわ」と言われ、何やねんという気持ちになった。
とにかく、スポーツでデートをするのは憧れだったので、とても嬉しかった。
お昼ご飯は、小さなレストランで、私は豆腐コロッケの定食を食べた。彼は猫舌なので、ふぅふぅしながら食べていてとても可愛かった。
午後は、南禅寺の水路閣へお出かけした。天気がとてもよく、写真はことごとく逆光ぽくなった。
水路閣を抜けて山道に入ると、人気がとても少なく、絶好のキスができるスポットだった。山道の奥へ奥へと入っていくと、帰れるかどうかわからないほど深い森になってきて不安にもなったが、手を繋いで歩いて、時々止まってイチャイチャするのはとても楽しかった。
また、私が知らない、彼の小さい時の話を聞かせてくれた。幼稚園の時に、展開図を自ら書いてランドセルの模型を作った話にはかなり引いた。でと、やっぱり小さい時から頭が良かったんだなぁと感動した。