教師時代「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と悪態をつく子 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

今日は、私が教師をしていたころ、たぶん、2~3年目ぐらいのころの 話をします。

 

 

「先生、なんで勉強しなくちゃいけないの!?」

 

なかば怒ったように、A君は 言葉を投げつけてきました。

 

 

最近、宿題忘れが多く、その日は 放課後に ドリルをやっていたのでした。

 

頭のいい子で、前は宿題もきちんとやっており、何かあったのかなーと思っていたところ。

(当時は、お子さんを放課後に残して 勉強を教えたりするのはOKな時代だった)

 

 

”なぜ、勉強をしなくてはならないのか?”

 

私は、宿題も勉強もろくにせず 大人になったクチなので、何と言ってよいかわからず、

 

「そっかー、うーん…なんでだろうねえ」

 

と言葉を濁しました。

 

 

A君は私の質問に答えず、

 

「だってさー、こんなの意味ないよ。」

 

「なんで家で宿題やらないといけないの?」」

 

「ばっかみたい、ドリルしなくてもテストできるし」

 

悪態をつき続けました。

 

 

私は何を言ってよいかわからず、

 

「そうなんだね」「そっかー」

 

と ただただ 相づちを打っていました。

 

 

と、ドリルをやりながら ひとしきりブツブツ言っていたA君ですが、ふと つぶやきました。

 

「だって、お母さん、となりで 宿題見ててくれないし」

 

口にした瞬間、顔が変わりました。

 

 

何かに気づいたようです。

 

ちょうど ドリルが終わったところだったので、提出し、

 

「さようなら」

 

と帰っていきました。

 

 

A君のおうちでは、年の離れた赤ちゃんが生まれたばかり。

 

お母さんの手が回らなくなったのでしょう。

 

話すことで、自分の中の「さみしさ」に気づいたのかもしれません。

 

「勉強への不満」の奥にあった、本当の思いに 触れたのかもしれません。

 

それは 本人に 聞いていないのでわからないのだけど、A君は スッキリした顔で帰っていきました。

 

 

私の中で、忘れられない出来事です。

 

もし私が

 

「勉強というのは、こういうわけで しなくてはいけないんだよ」

 

と 話し始めていたら、彼の言葉は引き出せなかったでしょう。

 

私が、「聞くこと」の大切さを伝えることになった、原点のひとつとも言えます。

 

 

Free-PhotosによるPixabayからの画像

 

 

人は、話をただするだけで 何かに気づきます。

 

しかも、本音と言うのは 全部話し切らないと 出てこないのです。

 

思ってること ぜーんぶ 話し終わった後に、ポトンと落ちてきます。

 

 

まさにA君は、言葉にする中で、自分で気づき、何かがスッキリして、その場を去ったのでしょう。

 

 

だから、話を聞く、ってめんどうなときもあるし、我慢のようにかんじることもあるかもしれないけど、私は 伝えていきたいんだな。

 

 

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