自分の子どもを犠牲にして 相手の子を満たさなくていい。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

クライアントのMさんのこんなお悩みから。

 

(公開にあたり、Mさんの了解をいただいております)

 

うちの子は3歳です。

いまだに友達におもちゃを貸すことができません。

このままワガママな子になったらどうしようと不安になります。

 

同じような悩みは多いかなーと思うので、3つの視点から 考えていこうと思います。

 

 

ひとつ目は、発達段階。

 

3歳は、「意志の芽生え」が始まる時期です。

 

好奇心とエネルギーのかたまりみたいな時期。
 

でもまだ、

「何はよくて、何はダメなのか?」 

 

といった判断ができません。

 

 

だから、貸せないのはしょうがないのね。

 

オタマジャクシに、「ジャンプしなさいよ!」と言っているようなもん。

 

 

特に3歳児は、基本 ジャイアンです。

 

「オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの」

 

この辺は、エリクソンの発達段階なんかを参考にするとわかりやすいと思います。

 

ネットにもいっぱい情報があるから、読んでみるといいと思う。

 

 

保育士さん向けだけど↓これとか
 


専門書の割には読みやすい↓これとか

 

 

これも 読みやすいよ↓
 

 

 

参考にしてみるのもいいと思うな。

 

知識にとらわれすぎなければ、知ることで ラクになることもあるから。

 

 

インストラクターも 読んでおくといいよ。

 

基本的に 保育士さん以外は、自分の子どもの発達しか知らないから。

 

謙虚でいるためにも、不用意なアドバイスをしないためにも。


 

ふたつ目は、「そこから何を学ぶか」という視点。

 

お母さんが、

 

「お友達が『貸して』と言っているのだから、貸してあげなさい」

 

ということから、何を学ぶでしょう?

 

 

まず、お友達の気持ちや おもちゃの使い方のルールを理解することにつながります。

 

(でも、3歳だとまだ共感性が育ってないので むずかしいかも。貸せる子は貸せるけど。)

 

 

そして同時に、

 

「自分の気持ちより、相手の気持ちを大事にすべきだ」

 

という風に、ルールを理解する子も 出てくるでしょう。

「自分は、子どもに何を伝えたいか?」を 考えないといけないよね。

 

 

みっつ目。

 

子どもの当たり前と、大人の当たり前はちがう、ということ。

 

幼児は「自分を犠牲にして相手に与える」というのは むずかしいんだよね。

 

「今」という時間軸で生きているから、「今」やりたいことは「今やりたーい!!」という生き物。

 

 

じゃあ、だんだんとまわりの状況が見えるようにするためには、どうしたらいいか、というと。

 

これは、大人と同じだと思います。

 

気持ちが満足し、満たされたときに耳が開く。

 

つまり、

 

「十分に遊んだ」→貸す

 

「ママが『貸したくない』という気持ちを、十分に分かってくれた」→貸す

 

ということ。

 

 

無理やり「こういうときは、お友達に貸しなさい」と言っても、子どもの中には 理不尽な思いが残るだけ。

 

ママの中にある、

 

「しつけをしていない親だと思われたらどうしよう…」

 

なんて不安は、子どもには理解できないから。

 

なんなら、3歳は「ママも自分と同じことを思ってるはず」という年齢。

 

 

もし、気になるならば、おもちゃを借りたいという子に

 

「今まだ、遊びたいと思っているみたいなの。」

 

と 子どもの欲求を代弁して 伝えたり、

 

「遊び終わったら、持っていくね」

 

と 見通しを示したり。

 

 

もし 相手の子が泣いてしまったら、

 

「そうだよね、今使いたいよね。ごめんね」

 

と 気持ちを分かってあげれば 十分。

 

 

 

そこで、自分の子どもを犠牲にして 相手の子を満たさなくていい。

 

子どもたちはみんな、自分で自分の気持ちに折り合いをつけることが できるはずだから。

 

時間はかかるけどね。

 

 

我慢癖があるお母さんほど、モヤモヤすると思うんだけど、大丈夫だよ。

 

4~5歳過ぎれば だんだんと 貸し借りができるようになってくるから。

 

お母さんは 我が子の味方でいいんだよ。(と、私は思う)

 

 

こういうとき、聞く技術や承認の方法を知っておくと 落ち着いて対処しやすくなるんだよね。

 

(たとえば、子どもが感じていることを代弁するのは「聞く」「承認」の技術です)

 

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