こんにちは。和久田ミカです。
今日は、陰が極まり、陽に転じる日。
光と影の話をば。
さて。
「私はそこまで人間ができていない」
という意味で、
「私は、マザーテレサのようにはなれない」
という言葉が使われるときがあります。
マザーテレサと言えば、愛の人です。
スラム街で、灯のように 無償の愛を届け続けた人、というイメージがあります。
そんなテレサですが、死後に、こんな本が出版されました。
現在は、絶版になっていますが、生前 やりとりしていた手紙を集めて、本にしたものです。
この中のテレサは、決して 迷いのない聖人ではなかったことがわかります。
いくつかの手紙をご紹介しますね。
私がこの仕事(インドのスラムでの奉仕)を始めるようになって間もないときから、このような状態がずっと続いています。」
(1953年・テレサ43歳のとき・ペリエール大司教への告白)
あなたの愛する子供は今、最も嫌われ者になっています。
あなたから求められず、愛されず、私はあなたから捨てられてしまいました。
私はあなたを呼び求め、すがりつきますが、あなたは応えてくれません。
闇はあまりにも暗く、私は孤独です。
求められず、見捨てられて、私は独りぼっちです。
愛を求める心の寂しさに耐えられません。
(1959年・テレサ49歳のとき・ピカシー神父への告白)
私には信仰もなく、愛もないのです。
先日来、私の心がどれほど暗く落ち込んでいたか、語ることさえできません。
(中略)闇はあまりにも暗く、痛みはあまりにも辛いのです。(中略)
人々は、私の信仰を見て、神のもとへ引き寄せられると言います。
これは人々を偽っていることにならないでしょうか?
私は、本当のことを言いたいのです。
“私には信仰はありません”と伝えたいのです。
しかし、その言葉を口にすることはできません。」
(1962年・テレサ52歳のとき・ピカシー神父への告白)
Enrique MeseguerによるPixabayからの画像
神への信仰に生きた人
というイメージとはうらはらに、途中、神の存在を信じられなくなっていたテレサ。
こういった心の闇について知る人物は、5人の神父を含むほんのわずかな教会関係者だけでした。
一緒に働いていたシスターたちさえも、知らなかったのです。
ノーベル平和賞をとり、偉業を成しとげたマザーテレサでさえ、闇の中をさまよっていた。
孤独の中で迷い、打ちひしがれていた。
みんなをだましているのではないか、という罪悪感を持っていた。
とても意外な真実だと感じます。
でも、私は こういった言葉を読むことで、とても安堵しました。
人はみな、外から見える姿と 内側にある姿がちがうものです。
誰しも、理想と現実の間で 葛藤しています。
葛藤のない人ほど、インチキくさい。
迷いのない人ほど、ペテン師っぽい。
完璧な人がすごい人、なんてうそ。
完璧な人間なんていない。
私は そう思うのです。
真摯に生きようと思えば思うほど、矛盾が出てくるものだから。
だから、マザーテレサも そういう弱いところ、出しちゃったらよかったのに~!
って思ったりするけど、大いなる使命のもとには むずかしかったんだろうなあ。
5人の神父には、打ち明けておられたとのこと。
本当によかったな、と 思ったりします。
そして、私の講座や個別相談(セッション)が そういった場になればいいなと思っています。
外で取り繕っている人ほど、思い鎧(よろい)を脱いで、ジタバタする場であってほしい。
そう。マザーテレサのように。
日本中に、そんな場所ができたらいいな。
私は そんな思いで、一般社団法人子育てコーチング協会を作りました。
私やインストラクターが近くに参りましたら、ぜひ 講座にいらしてくださいね。
こちらのマザーテレサの記事もどうぞ。
光と影の話に興味がある方は、こちらの無料動画セミナーもどうぞ↓
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