こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
こちらの記事で、
「良いアドバイスと悪いアドバイスのちがいが、わかってよかったです!」
というメッセージをいただいたので、今日は「アドバイス」について。
アドバイスされるのは好きですか?
好きな人もいますよね。
実は私は、あんまり好きではありません。
でも、こういうときは アドバイスがほしい↓
たとえば、
「学校の参観日いつだったけ?」
と 聞いたときに、
「わからなくて困っちゃうときあるよねー」
って 共感されたり、
「あなたはどう思いますか?本当はどうしたい?」
って質問されても 困っちゃう。
シンプルに
「〇日〇時からだよ」
って教えてくれた方がありがたい。
誰に聞いても同じ答えが返ってくるものなら、それは教えてもらった方がありがたい。
逆に、答えがないものは いきなりのアドバイスしない方がいい。
それが えらい先生の受け売りであっても、
高名な学者の研究結果であっても、
すんごく売れている本に書いてあることであっても、
その人がほしい「答え」とはちがうかもしれないからです。
アドバイスをしてはいけない、
わけではなく まず相手の話をよく聞く方が先だよね、ということ
そして、私が 個別相談で アドバイスをあまりしないのは、
「クライアントの中に答えがある」
という考えに基づいてです。
私が教員をしていたときの話をしますね。
それまで 宿題を忘れたことがない 小学3年生のA君。
ここ一カ月ぐらい、宿題忘れが続いています。
生活態度も なんかささくれてる。
その日は、放課後に残って宿題をしていました。
(当時は、残して勉強を見るのはOKの時代でした)
宿題をしながら イライラと
「先生、なんで勉強しなくちゃいけないの?宿題やりたくない」
と毒づいてきました。
私も、若かったので うまいこと助言ができなくて、
「どうしてそう思ったの?」
とただただ、話を聴いていました。
数分間、ブツブツ文句言ってたかな。
「だって意味ない」「何の役に立つの」「面倒くさい」
などなど。
んで、文句言いながら ポロっと
「だって、ママが隣で見ててくれないし…」
と言ったんです。
ちょうど、年が離れた弟が生まれたばかりだったんですよね。
宿題をひとりでやるように言われたのでしょう。
そうしたらその子、ハッとした顔をして 話をやめました。
話しながら、押し殺していたさみしさや、お母さんへの思いに気づいたのです。
「先生、帰る。宿題、終わった。」
カバンをもって教師を出ていきました。
私はそのあと、こっそりその子のお母さんに連絡を入れました。
本音を口にしただけで、その子はだいぶ変わりました。
お母さんのフォローもあって、宿題もまたやってくるようになり、生活態度も落ち着いていきました。
私が「聞くこと」のすごさを感じたひとつのエピソードです。
もしあのとき
「勉強というのは、将来の選択肢が増えることだから やっておいた方がいい」
と説得していたら、彼の本音に触れることは できなかったと思います。
ただただ
「そっかー、そうなんだねー」
って 聞いていたからこそ、出てきた無意識の思い。
(まあ、当時は「聞くことしかできなかった」というのが 本当のところでしたが…。)
だから、私は聞く子育てを広げていきたいんです。
お互いが聞きあえる社会を作りたい。
だから、子育てコーチング協会、ペアレントコーチングスクールでは、「聞くこと」をお伝えしています。
12月には、久しぶりに「ペアレントコーチング・ペアレントクラス」の募集をします。
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