しつけは「おしつけ」でいいんだよ~ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

今日のテーマは「しつけ」について。

 


子育ての講演会でよく聞かれる言葉のひとつに、

「しつけが『おしつけ』になっていませんか?」

があります。


私、思うんですけどね。

 

あえて逆のこと言いますけどね。



基本的に、しつけは「押しつけ」です。

どんなに「子どものため」にやってても、親の価値観や常識を「押し付けて」いるから。


子どもがみんなと 仲良くやっていけますように

どこに出しても恥ずかしくない子どもに育ちますように

と願いを込めて、「お」しつけるのですね。



それでいいんだと思います。

特にはじめてのお子さんは、ギューギュー押し付けちゃうことでしょう。

わからないことばかりで不安だし、ママ自身も「いいお母さん」になりたいもの。


特に、一番上の子は、しょうがないの。

親の重い期待を背負って育ってくの。

よっぽど肝っ玉母さんに育てられない限り、避けられない宿命なのかもしれません。

長女、長男、あきらめろ。
 
ママも必死なんだ。



大丈夫です。
 
どんな子も 思春期になってから気づきます。

「あれ?これって親の価値観じゃね?

 なんで、親の言いなりに なってなくちゃいけないわけ?」


って。

そうして、第二次反抗期が始まります。

親は絶対的な存在じゃない、と気づき、「自分の価値観」を模索し始めます。



その時期は、親から離れていかないと、本当の意味で「自分自身」になれないから、

そりゃーーーー、かわいくない行動をとります。
 
そのくらいやらないと、離れていけないんだよね、きっと。


だから、反抗期はとても大事。

「第二の出産」ともいうけど、親もつらいけど、子どももつらい。



うちの娘もね、小学校高学年ぐらいから 思春期特有の機嫌の悪さが出てきて、

「うるさいな~、私は反抗期なの!!」

なんて言うようになりました。

私も負けじと、

「こっちは更年期障害だよ!!」

と言い返しますが(笑)

…ちょっとさみしかったです(ToT)。




話は変わりますが、以前、当会のパーティに心屋仁之助さんをゲストでお呼びしたとき、

「子育ては放牧」

とおっしゃっていました。

つくづく名言!!


誤解のないように付け加えるけど、「放置」「野生」とは言っていないんですよね。

子どもは 大きくなればなるほど、放っておけば 勝手に育つんですが、

小さければ小さいほど 放置や野生では 育ちません。

ちょうどほどよい言葉が「放牧」かな~と感じます。


放牧って、自由に遊ばせているようで ちゃんと 牧羊犬が見ています。
 
危険がないよう、柵も作ってあります。
 
飼い主は、時間になったら ちゃんと小屋に誘導します。
 
赤ちゃんが生まれたときには、小屋の中で ていねいにお世話することでしょう。
 
ただ自由なわけではなくて、年齢に応じた「枠」があるのですね。
 
 
この「枠」が「しつけ」だったりもするんだけど、とても 大切なもの。
 
枠がない子育ては、かえって 子どもに 不安を与えます。
 
「うちはうち。よそはよそ」
 
「ここまではいいけど、ここからはダメ」
 
という「枠」があるからこそ、子どもは ブツブツ言いながらも 安心感を得られるのです。


だから、自分の中のいい塩梅を見つけて、「お」しつけしよう~。

大丈夫、子どももバカじゃないから。

いくら押し付けても、自分に合った価値観を見つけていくからね。



子どもが親元から離れていく時期は、
 
「本格的に放牧に入るときですよ‘~」
 
と、子どもが教えているともいえます。
 
子どもを信じて 社会という草っ原に放そう。
 
うわ、こわっ!!!!


それまでに、私たち親自身も子どもを信頼できるようになってるといいよね。

「この子なら大丈夫!」って。

子育ては 親育ての時期でもあります。
 
私たちも 放牧しながら、育ててもらっているのでしょうね。
 

 

 

募集を見逃したくない方は、メルマガなどにご登録いただくと、お知らせが届きやすくなります。

 

●無料メルマガ

「ママを楽にする魔法の言葉」(読者5千人超)

 

●コーチ・カウンセラーの起業集客無料メルマガ「ミカbiz」(読者700人超)

 

●公式LINE
子育てやブログ更新情報

 

友だち追加

 

 

●研修・講演の依頼はこちらです

●協会の無料メルマガはこちら
 

 

募集中・募集予定の講座

●募集

 

たまに在庫が出てます。初級級講座の副読本。