こんにちは。和久田ミカです。
今日のテーマは、昨日に引き続き、思春期の反抗期対策です。
昨日の記事はこちら
さて。
うちには受験生の娘がおりますが、小学5年生ぐらいから思春期。
最近はずいぶん落ち着いたかな。
女子の思春期は、脳の発達から見ると、12歳ぐらいから25歳ぐらいらしい。
ピークは中学生だけど、先は長いですなあ。
以前、NHKスペシャル「ニッポンの家族が非常事態!?1▽わが子がキレる本当のワケ」で 思春期の脳と体について特集されていました。
思春期の感情は、私たちの想像以上に 体に支配されているのです。
おもしろかったので、まとめました。
思春期は、性ホルモンが分泌され始めます。
それによって脳のシナプスが増え、神経細胞のネットワークが活発なっていきます。
特に、偏桃体で神経細胞のつながりが増えることで、細胞が興奮し、感情の振れ幅が大きくなりやすいのだそう。
箸が転がってもおもしろい時期って、確かにこの頃ですよね( *´艸`)。
カルフォルニア大学の研究では、特に「怒りや恐怖の表情」に反応しやすくなる」という実験結果があります。
それが 思春期の不機嫌の要因のひとつ。
私が「お願い」したことも、娘は「怒られた」「命令された」と解釈して ムスっ!
私が「不安」になっていると、なんだか娘はイライラ!!
なんてこともあったなあ。
感じやすい脳なのですね。
同時に、性ホルモンは次の影響を与えます。
記憶をつかさどる海馬を刺激し、記憶量が増える
側坐核が リスクを快感と感じ、大人の2倍リスクある行動をとりやすい
(理性をつかさどる 前頭前野が 完成するのは25才ごろ)
確かに、思春期あるある。あるある。
娘は、輪をかけて 鉄砲玉みたいな性格なので、ちょっと前まで本当に大変でした。
だいぶ前の話ですが、
「絵の教室に行く!」
と ごねる 小6の娘に、
「(約束を守らなかったので)今日は連れて行かない!」
ん
と 言ったところ 家出(;゚Д゚)。
あわてて教室には連絡したものの、一人でちゃんと到着するかどうか気が気ではなく…。
(1時間以上たって、教室から「到着!」の連絡が入った)
あとから 娘に聞いたところ、
「適当に行ってみたら、なんとかなった」
電車とバス乗りついで、適当なところで降り、藪(やぶ)をかき分けて、歩き回ってたら着いた、と。
本当にびっくりしたし、不安だったけど、その誇らしげな顔を見て 叱るのはやめました。
その代わり、
「もっといい手段があるから、教えておく」
と、最寄り駅からバスを使う情報を、LINEで送っておきました。
リスクを快感ととらえる 思春期そのものですよね。
こんな感じで 「うわーーーっ」と思い付きで 行動する娘なので、本当に大変なのですよ。
ふだんは、こわがりで、「ワンピース」のアニメも字幕じゃないと見られないぐらいなのに!
(音が怖いから音を消してみている娘↑)
もう、もう、もう!!(T_T)
他にも多数の武勇伝エピソードあり!!!
私も鉄砲玉だったのでね、母になって知る親心です…。
でも、その
「感情の爆発」「リスクを好む」
という思春期の性質が 人類の歴史を支えてきたのだそう。
およそ6万年前に、私たちの祖先はアフリカから 世界に広がり始めました。
新天地は危険がありましたが、
「リスクを恐れず、好奇心に基づいてチャレンジする力」
をもって、地域に適応し、繁栄していきます。
ポリネシア人なんて、小さな船で大きな海を渡って 太平洋の島々に点在してるんだもん、すごいよねえ。
はるか太古を想像してしまいます。
ちなみに、同じ時期に存在していたネアンデルタール人には思春期がありませんでした。
それが絶滅につながる、ひとつの要因だったともいわれているんだって( ゚Д゚)
で。
この番組を見て、「理解すること」ってとても大事だなーと思いました。
子どもの反抗期を
「親を尊敬していない。バカにするな!」
と とらえるのか、
「ホルモンの影響なんだなあ。そういう時期なんだなあ。」
と とらえるのかで、だいぶ違ってくるように思います。
いずれにしても 腹は立ちますけどねん…( ̄▽ ̄)
余談だけどさ。
わたくし、今年54歳。更年期まっただなか。
おとといなんて、更年期不眠で3時半まで眠れず。
そう考えると ホルモンに振り回されている人同士が 家の中にいるんだもの。
マネジメントも大事ですが、たまにバトルになってもしょうがないわな、と思う今日この頃です。
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