弱者マウンティング「無力な私を助けなさいよ」 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは、和久田ミカです。

 

今日は、

 

●私は弱い

●私は無力だ

●自分はダメだ

 

という思いを ギュッと握りしめている人の話をします。

 

 

さて。

 

自分に対して「力を持っていない」「弱い存在」だと 無意識に思っているとどうなるでしょう?

 

 

クローバーいたわってもらって 当たり前。

⇒だって、弱いんだから

 

クローバーサポートしてもらって 当たり前

⇒だって、無力なんだから

 

クローバーやってもらって当たり前

⇒だって、ダメな私なんだから

 

クローバー私の弱さを 受け入れてもらって、当たり前

⇒私たちに 強さを求めないでよ。できないの!

 

クローバーできなくて当たり前

⇒無理にやらせないでください。私らしさが失われます。

 

クローバー面倒見てもらって当たり前

⇒ちゃんと、私にわかるように教えてよね!

 

クローバー穏やかに接してもらって当たり前

⇒不機嫌な顔をされるとこわい。怒らないでよね!(と、笑顔で怒ってる)

 

クローバー意見を言えなくて当たり前
⇒敏感すぎていろいろ感じすぎちゃうから、しょうがないでしょ!

 

 

とまあ、

 

弱いんですよ、わたし。

つい共感しすぎちゃうんです。

 

人の感情が入ってきちゃうんですよね。

だからメンヘラでも、しょうがないですよね?

 

弱くて、敏感で何が悪いんですか!?

 

私のこと、ちゃんとサポートしなさいね。

私のこと、ちゃんと理解しなさいよ

 

そうじゃないと、私、生きていけないんですよ!

私、ダメなんですから!

 

あなたは強いから わからないでしょうけど。

 

と、無言で まわりを責めている場合 があります。

 

劣等感で、相手を動かそうとする場合があります。

 

 

私はこれを、

 

弱者マウンティング

 

と呼んでいます。

 

ニコニコしながら、まわりに対して 心の中で毒吐いてる アレです。

 

 

なんでわかるかって?


私の中にも、ちょっとあるんですよね。

 

弱者マウンティング

 

基本的に「すごい人」ではなく「ダメな人」でいる方が 楽なので。

 

「勝つ」より「負ける」の方がラクなので。

 

 

 

実は私、何かをしていると 

 

「手伝いましょうか?」

「やってあげますよ」

 

と 助けてもらいやすいタイプです。

 

 

たぶん、

 

「私は無力なんです…」

「弱いです…」

「できないんです…」

 

と 思っているのが、無意識レベルで 伝わるのでしょう。

 

 

これね、親子間、夫婦間、会社のように近しい関係では、特によく起こることだと思っています。

 

「夫なら 言われなくても、子育てを手伝うべきでしょう!?

 

こっちは、24時間子育てで 疲れとるんじゃ、こらー!」

 

「妻なら、夫をいたわるのは 当たり前だろう!?

 

こっちは、一日中会社に行って疲れててかわいそうなんだから、俺を立てろ!」

 

私は 弱くて、かわいそうな 存在なんじゃ!アピール合戦。

 

 

あとは、

 

「あなたは 跡継ぎなんだから、結婚後も同居するわよね?

 

 私たち、もう老い先長くないのだから、お婿さんとってね」

 

とかね。

 

弱さを使って、罪悪感を ドドンと乗っけてくる人もそう。

 

 

 

私が まだ小学校の教師だったころ、こんな人もいたわよ。

 

育休から復帰してきた先生なんだけど、

 

「なんで私、腰が悪いのに 園芸委員会担当なんですか?

 赤ちゃんがいて、大変なのわかってるでしょう!?」

 

キレまくり。文句言い放題。

 

上の人からしたら、「知るか!!!」という話だよね。

 

 

んで、その先生 1カ月ぐらい勤務して、

 

「園芸委員会で草取りをさせられたせいで」

 

腰痛が悪化したという理由で 療養休暇に入って行かれました。

 

その年は、先生が3人も変わって 子どもたちがかわいそうだったなあ。

 

その先生、

 

「こっちは 弱者なんじゃ、

 

わかったか?ボケ!!そっちが配慮しないから悪いんじゃ!」

 

と いう感じでしたわ。

 

 

というわけでね、「弱者のマウント」って たちが悪い。

 

日本人は、判官びいきだからね。

 

基本、「弱い人には やさしく手を差し伸べねば」という 思いがあります。

 

その罪悪感を うまく 突いてくる。

 

 

じゃあ、自分のことを

 

「私は弱い」「私は無力だ」

 

と思っている人は どうしたらいいの?

 

という話なんだけど、自分に聞いてみるといいよね。

 

 

「私はダメ、できない、弱い、無力」

 

だと思おうとする 目的は何?

 

何のメリットがあるの?

 

強くて、すごくて、できる自分になってしまうと、何がこわいの?

 

 

 

よーく耳をすませて 自分の心の声を拾ってみる。

 

ちなみに私はね、

 

「強くて、できる私だと、期待されてしまうからこわい。

 

 期待に沿えないと、人から非難されるような イメージがある。

 

 ダメなミカちゃん、でいることで 手を貸してもらえる(←関心を持ってもらえる)」

 

んだと思う。

 

だから、いつも「できなくて、ダメな人」でいるんだろうなあ。

 

 

 

なかなかそこから抜け出せずに、50年以上生きてるわけだけど、気づくだけでも 変わるんだよね。

 

いちいち、「ダメさ」「無力さ」を言い訳にしなってくる。

 

弱さを免罪符にしなくなっていく。

 

まわりの人を責めなくなっていく。

 

 

そうなったら、楽じゃない?

 

たとえ「弱くて」「ダメな」私のままであっても、生きやすくなる。

 

 

弱いままでいい。

 

人のせいにせず、そのまま 生きる。

 

困ったことがあったら「助けてください」

 

相手が不機嫌だったら「相手の問題として境界線を引く」

 

できることから やっていこう。

 


 

10月23日(日)に、「ハッピー子育てアドバイス」の明橋大二先生をお呼びして、「お母さんの自己肯定感」について講演をいただきます。

 

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