子育てにおいて「不安は自由のめまい」なのだ。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

こちらは、あさって締切です

 

【25日締切】大阪/タイプ別 家族のこころのコーチング講座(あと1名)

 

さて。

 

私は10年以上、「自己受容」「他者受容」についてブログなどでお伝えしています。

 

自分を受け入れる、他者を受け入れる、ということ。

 

よくこんなご質問を受けます。

 

子どもを「受容する」と言いますが、それでは 子どもがわがままになるのではないでしょうか?

大人として 今まで生きてきた経験があるので、教え導くのが 親の務めではないですか?



うん。だよね。「教え、導く」。

 

そういう側面もあると思う。

 

それは 全然否定していない。

 

でも、一定数の人には 否定しているように聞こえてしまうのは なぜだろう。

 

 

私が代表を務める、子育てコーチング協会では、「枠を作る」という言葉で言います。

 

「枠」というのは、ルールであったり、家族の価値観であったり。

 

子どもを受容する、というのは、子どものすべてを全肯定するわけではありません。

 

親としての意見、方針、考え方を持っていていいんですよね

 

かえって それがないと、子どもは 混乱します。

 

 

昔、高校のころ、倫理の先生が言ってました。

 

「不安は自由のめまいだ」

 

哲学者キルケゴールの言葉です。

 

手放しの自由は、不安の元となるのです。

 

 

んなもんで、子育てを考えるときは 極端にならないこと。

 

●極端な受容(子どもの言いなり)
 

●支配(親の言う通り)

 

のどちらかが正しいのではなく、どちらも ブレンドしたらいいよね。

 

年齢に応じて。

 

 

子どもが小さいうちは、親がある程度 主導権を握った方が、子どもの心に安心感が宿ります。

 

「なんでもいいよ」

 

「すべて自分で考えなさい」

 

と 極端に走る必要はない。

 

 

親が主導権を持ちながら、

 

●子どもに選択肢を与える

 

●ときに自分の頭で考えさせる

 

●感情の折り合いをつけるのを見守る

とにかく 時間も手間もかかる、というのが正直なところ。

 

 

これを面倒だと感じる人は、極端に走ってしまうのだとも思う。

 

子どもの自主性を伸ばす、という言葉の元に 放任になったり、

 

自分の不安が抱えられなくて、子どもを支配したり。

 

 

「じゃあ、受容と主導権はどのくらいのバランスをとれば正解!?」

 

 

って聞かれそうだけど、それは自分で考えるんだよね。

 

自由。

 

 

ね?

「自分で考えなさい」と自由を与えらえるのって、こわいでしょう?

 

「不安は自由のめまい」だから。

 


 

でも、まあ。

 

いずれにしても 思春期には反発が返ってくるので、主導権は 自動的に子どもに戻っていく。

 

受容されてきた子は、特にそう。

 

 

心に安心感があるから、親を遠ざけられる。

 

よく言われることだけど、

 

「くそばああ」「うざい」

 

と言われたら子育て成功、という考え方は あながち極端じゃないと思ってる。

 

 

この

 

●思春期以降、親を遠ざけられること

●主導権を子どもに戻せる環境を作っておくこと


が、幼少期の子育てじゃないかな。

 

 

 

ずっと 親の支配のもとにいた子は、主導権を自分に戻せないのだ。

 

こわいし、不安。自分で決めたら怒られそう。誰かに決めてほしい。

 

ずっと「不安は自由のめまい」を抱えていく。

 

 

親に反発しながらも、ずっと実家住まいだったり、

大人になっても 親から何を言われるのか心配。

 

心の面で自立ができない。

 

 

んなもんでね。

 

親も子どもも、失敗しながら、転げながら、でも ふんばれ。

 

不安を自分で抱えられる心を作れ。

 

めまいに耐えろ。

 

それも 子育て。

 

 

 

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