子どもが苦しんでもいい | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

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さて。

 

今日はこんなご質問にお答えします。

 

ちょっと長文になりますよ。

 

子供は大変おとなしく、聞き分けが良く、全く手のかからない優しい子です。

 

友達とおもちゃなどの取り合いもなく、すぐに手渡すし、悲しい時もグッとこらえて、涙を流しません。

 

うらやましがられますが、私は母親に反抗する子、おもちゃの取り合いできる子が羨ましいです。

 

将来、自己主張も出来ないイジメられる子になるのでは?とも思ってしまいます。

 

 

3歳なのに、状況を見て判断ができる子なのですね!

でも、自己主張をしないことで 将来何か悪いことが起きるような気がしている。

なるほど。

 

 


私の答えは3秒で終わっちゃいます。

 

「何も問題は起きてないので、何もしなくていいです。」

 

・・・でも、これだけだと ご納得いただけないですよね(*^_^*)

 

補足↓

 

 

まずは、お子さんが 争わない選択していることを、受け入れましょう。


よい、とか、悪い、とか 考えなくていいのです。

 

「この子は、争わないことを選んだんだな」って そのまま受け取り、尊重すること。

 


お子さんが 我慢しているのでは…と気になったら、

 

「本当は、あのおもちゃで遊びたかったのかな?」

 

「お友達に、おもちゃを貸してあげたんだね。」

 

などと 気持ちを汲んで、お子さんのお話を聞いてあげれば十分だと感じます。

 

 

実は、うちの子も おんなじような感じでした。

 

おもちゃで遊んでいると、他の子が取っていってしまう。

 

でも、悲しそうな顔をするだけ。

 

 

小学校入ってからもそうだったなあ。

 

えんえんと一輪車の練習に付き合わされていて、

 

「みっちゃん、ちゃんと支えてよね!」

 

とか命令され、一輪車独り占めされてる。(→一輪車は娘の物)

 

でも、なんも言わない。言えない。

 

 

PTAで草取りに行ったときも、ゴミ袋を手にして「ごみ屋さん」をやり始めたら、

 

いつものいじめっ子が来て、

 

「みっちゃん、大変だから、私がやってあげる。ね?」

 

と 友達と一緒に ゴミ袋を持って行っちゃう。

 

遠くの朝礼台まで 取りに行ったゴミ袋だったのに…。

 

でも「別にいい」と黙々と草取りをする。

 

 

親としては、モヤモヤしますよね!!

 

なんで 自己主張しないんだろう、と もどかしい思いがモヤモヤモヤ…。

 

 

でも、

 

「ちゃんと言いなさい」

 

って言ったところで、言うわけでもなく。

 

「ケンカになるぐらいなら、自分が我慢したほうがいい」

 

と思っていたみたい。

 

 

あとで くやしさや悲しさを伝えてくるので、えんえんと 話を聴きました。

 

私のモヤモヤは 横に置いて

 

「うんうん、それはつらかったね。大変だったね」と。

 

今を振り返ってみても、娘はそれだけで十分だったと言っていました。

 

「ちゃんと言いなさい!」

 

と叱ったところで、落ち込むだけで いいことなかったですもん、きっと。

 

 

ただ、

 

「みっちゃん、イヤって言ってもいいんだよ」

 

とは 伝えました。

 

~してもいい、というのは、「パーミッション」という方法。

 

許可を与えることが目的。

 

「イヤ」を選択するかどうかは、娘に託して

 

「~してもいいんだよ」

 

と選択肢だけ 伝えました。

 

 

今、娘は高校生です。

 

前よりは お友達に「いやだ」と言えるようになりました。

 

また、「ここはスルーしておいた方がいい」と思うときは、自分の意志でスルーしているみたい。

 

でも、今でもまわりの人が イガイガしている状況は苦手で、つい我慢をしてしまうときもあるようです。

 

 

結局、子どもがどうするかは、子どもに任せるしかないんだなーと、感じます。

 

子どもが 何を選択するのかは、子どもが決めること。

親が「こうしなさい」と言って、なんとかなるもんでもない。

 

逆に、「こうしなさい」と言われたことができないことで、劣等感を抱えるかもしれません。

 

 

それからね。

 

子育ては「今」していますから、未来への不安に エネルギーを吸い取られるのは、もったいないです。

 

何か問題が起きたら、そのときに考えればいいんですよ。

 

子育ての不安の8割は、妄想ですドキドキ

 

事件は、頭の中で起きているのです。

 

 

では、妄想だと分かっていても、

 

「〇〇になったらどうしよう」

 

悩みたい理由はなんだと思いますか?


わたしから、

 

「悩まなくていい。何もしなくていい。問題起きてない。」

 

と言われると、どのようなことが 心に浮かぶでしょう。

 

 

 

それが、おそらく答えになると思います。

 

悩みは、お子さんへの愛情が深いからこそ出てくるのですよね。

 

ぜひ、その「愛」を「信じる力」に変えていってください。

 


子どもを信じるっていうのは「トラブルが起きないことを信じる」のではありません。

 

子どもが失敗したり、トラブルを抱えたりしても、きっと乗り越えていけることを 信じるのです。

 

子どもが悲しみ、苦しむ姿を、受け入れていこうね。

 

その覚悟がないと、「子どもが苦しまないために、先回りして何ができるのか」を考えてしまいます。

 

残念だけど、親ができることなんて ほんと 少ないからねん。

 

 

そのためにはね、まず、自分が自分を信じることです。

 

いろいろあったけど、私なりにがんばってきた、乗り越えてきたと 思えること。

 

いろいろあったけど、それは 私の中で糧になっている、と振り返ることができること。

 

 

今、何かしら 生きづらさや、自分の課題を抱えていてもいいの。

 

私も含めて、みんな何かしら抱えているんじゃないな。

 

解決できていない課題があってもいいの。

 

今、一生懸命生きている自分を、心から愛おしく思えるといいね。


答えになっているかしら(*^_^*)

 

 
 

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