怒りっぽい人は、めっちゃ傷ついている戦士なのだ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。
 
今日は、怒りについて。
 
 
さてさて。
 
怒りには とても強力なパワーがあります。
 
だからこそ、自分を映し出す 大きな鏡にもなるんですよね。
 
 
そして、自分への理解は、相手を理解することにつながる。
 
プンプンしている人に対して
 
「〇〇だから怒ってるんだなあ」
 
と、前ほど 腹が立たなくなっていく。
 
 
先日、「4分の1の奇跡」という映画を見ていました。
 
村上和雄博士の追悼で、無料公開されていたんです。
 
(現在は終了しています)
 

 

 

本もありますね。

 

どんなものも すべて、意味があって そこにいる。

 

私たちひとりひとりもそう。

 

そんなことを 思わせてくれる映画です。

 

 
 
その中で
 
「愛より理解」
 
という言葉がありました。
 
 
相手を理解することは、愛にも勝ること。
 
自分を理解すると、相手を理解できる。
 
 
自分(を理解し)許すと、他人を許すことができる。
 
自分(を理解し)愛すると、他人を愛することができる。
 
人間関係のスタート地点は、すべて自分自身なのです。
 
 

 
話を「怒り」に戻します。
 
ここでは、怒りっぽい人を 取り上げて書いてみますね。
 
 
まず、怒るとき、その目的には 何があるでしょう。
 
●自分の方が「上の立場」と示す
 
●自分の方が「正しい」ことを訴える
 
●相手にこわい思いをさせて、言うとおりにさせる
 
●ストレスのはけ口が、自分より弱い者に向かう
 
などなど。
 
 
いろいろありますが、一言で言うなら
 
「私の方が 上!強い!従え!あなたがまちがってる!」
 
と訴えているのが、怒り。


つまり、強い感情を使って 訴えなくてはいけないほど、その人は
 
「私は バカにされてる!
 
 どうせ私の言うことなんて、聞いてもらえない!」
 
と思っているということ。

すねた気持ちを 見透かされたくないからこそ、怒りの鎧で 自分を守っているわけです。
 
 
ちがう言い方をするなら、
 
●もっと 敬ってほしい
●もっと認めてほしい
●もっとかまってほしい、大切にして!
●私は 本当は もっとすごい人なんです!
 
そんな欲求のかたまりとも 言えるかもしれません。
 
 
 
それに関連してだけど、今 高齢者の傷害事件が増えているそうです。
 
この20年間で9倍、暴力事件の検挙者は48倍。
 
高齢者の数が増えたにしても、すごい伸び率です。
 
 
要因のひとつは 退職したことではないかな。
 
仕事上で 部下に対して指導をしたり。
 
仕事で実績を上げて 認めてもらったり。
 
承認欲求を満たす場がなくなってしまったことです。
 
(なんか、出産したばかりの主婦にも境遇が似てる)
 
 
 
こんな話も 聞いたことがあります。
 
ダンス教室などには、たくさんの高齢者が集っています。
 
最近、求められてもいないのに、やたらとアドバイスしたがる人がチラホラいらっしゃるのだそう。
 
過去の栄光について ちょこちょこ自慢話を挟むのも常。
 
特に、大企業のお偉いさんだった方に多いんだって。
 
アドバイスすることで、「役に立ちたい」「影響を与えたい」「認められたい」という思いを満たしているのかもしれません。
 
まわりの人は たまったもんじゃないですけど( ̄▽ ̄)



私が 知っている限り、本当にすごい人は 頼まれてもいないのに
 
「あーした方がいいよ、こうした方がいいよ。」
 
と 延々しゃべり続けることはありません。
 
(もちろん、頼めば アドバイスをくださいますが。)
 
 
自分で自分のことを 認めているので、いちいち 自分を大きく見せる必要がないのですね。
 
「肩書」「どんなすごいことをしているか」のような「他人からの評価」には、あまり興味がないのかも。
 
本当の意味で 自信がある人、自尊心を持っている人は、いたってふつう。
 
すごい人ほど、自然体。
 
 

と、ここで また怒りに話を戻しますが、
 
●怒りっぽい人
●自慢話が好きな人
●頼まれてもいないのに、アドバイスしたがる人
 
の共通点は、傷ついた心を持っているということです。
 
 
もっと 他人から認めてほしい、
 
人に影響を与えられる自分になりたい、
 
と思っている。
 
 
そう思って 見てみると、かわいらしくないですか?(*'ω'*)
 
見て見て光線をピカーって出して、
 
「私を認めろー!」
 
って 言ってる。
 
 
見て見て光線を振りまいて、
 
「オレを敬えー!」
 
って吠えてる。
 
人間ぽいなあと思います。
 
 
そして、そういった「見て見て光線」は 誰しも 持っているもの。
 
怒り、という感情で出さずに、劣等感で出す人もいますよね
 
「私って、こんなにひどい目にあったんです。かわいそうでしょう?」というタイプです。
 
 
 
え?
 
私はまったく理解できないし
 
理解したいとも思わないですよ!??
 
 
という方がおられたら、自分の中にも 同じ要素があるかもしれない、
 
と 降参すること。
 
 
大なり小なり、みんな 承認欲求はありますよね。
 
行動は理解できなくても、欲求自体は 認められると思うんです。
 
 
「私は”見て見て光線”なんて、出しませんけど?」
 
と 言う人がいたら、それ、重症です。
 
”見て見て光線”を 出してはいけない、と 自分に禁止令を出している、ということだから。
 
見て見て光線を出しまくってる人を、軽蔑して 低くみてるってことだから。
 
 
みんな 見て見て光線持ってる。持ってて当たり前。
 
赤ちゃんなんて 最強だからねん。
 
「ぎゃーーー!!(こっち来てー!)」
 
と泣けば、みんなが 来てくれるのわかってる。
 
見て見て光線は、持ってていいんだよ。
 
どう出すのかは 考えた方がいいけどね。
 
 
そんなわけで、「怒り」は 私たちにたくさんのことを教えてくれます。
 
「怒りっぽい人」=「いやだ」
 
と 短絡的に見ずに、その中に 何が詰まっているのかを見ていく。
 
人間関係のスタートは、自分との関係にあるからです。
 
 

 

そうそう。

 

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