こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
よく聞くお悩みが「自信がない」です。
子育てに自信がない
自分の意見に自信がない
好きなことを仕事にしたいが、自信がない
なぜか、「私は自信がない」ということには自信満々の あれですね。
「自信があったら、○○できるのに…」という、あれです。
なぜ、「自信」と「できるか、できないか」という 関係ないことが くっついてしまうのでしょう。
自信がなくたって、子育てには 何の支障もないんです。
やりたいことだって できるんです(*'ω'*)
自信がない人の特徴のひとつは、
「失敗をしたくない」
という思いが強いということです。
子育てを非難されたくない。
失敗するリスクを取ってまで チャレンジするのは こわい。
そして、自分を導いてくれそうな人がいると、妄信してしまう傾向があります。
「この育児本どおりにやったら、子どもがいい子に育つかも」
「この人についていったら、なんとかなるかも!」
そんな思いで、自分の頭で考えるのをやめてしまいます。
クライアントのAさんのお話をします。
(私の現在の仕事は、相談業と講師業です)
お話を伺うと、自信のなさの奥に 子どもの頃の思いが隠れていました。
(本人の承諾を得て、お伝えします)
Aさんの中にある失敗への不安は、「両親に認められたい」という思いにつながっていました。
お父さんとお母さんにほめてもらいたい!という思いですね。
お母さんの口癖も 追い打ちをかけました。
「お母さんの言うとおりにしないから、失敗した!ほら、見なさい!」
お母さんの言うとおりにしないことは、こわいこと。
お母さんの言うとおりにすることは、居場所を得ること。安心感を得ること。
そんなふうに、すり替わっていきました。
失敗すると 怒られる、
でも、うまくいけば ほめられる。
そんなことを 繰り返しているうちに、「失敗=こわい」ことになっていったのですね。
同時に、お母さんの期待に応えること、言うとおりにすることで、自分は愛されるという思いが すりこまれていきました。
これが、Aさんの 自信のなさや劣等感の「もと」です。
劣等感や卑下が強い人は、まわりの人を 自分より「上か下か」で見る傾向があります。
自信がない人は、自分より「上」と感じる人には とても従順です。
「上」の人に 認めてもらいたくて、がんばります。
でも、本当に 認めてもらいたいのは 両親だよね。
自分より「上」の人には、両親の姿が 投影されやすいのです。
Aさんは、そこに向き合うことで「自信のなさ」が だんだんと薄れていきました。
逆に、両親に認めてもらえなかった、という思いが強い人は、
「どうせ私なんか…」
と 引きこもることもあるかもしれません。
がんばっても どうせ認めてもらえないし…優秀な人はいいよね…
そんなふうにして、自分から 孤独感を深めていきます。
自信がないと感じる人は、まず、卑下を抜け出そうね。
自分なんて…という思いが出てきたら、自分の話をよく聞くこと。
出てきた思いに、寄り添うこと。
「そうだよね、不安になるよね」
って 自分に声をかける。
「そんなこと思ったら、自分を甘やかして もっとひどい目にあう!」
そう感じたなら、
「そうだよね、甘やかしに感じるよね。
もっとひどい目って どんなこと?」
そう自分に聞いてみよう。
そうやって、他人の言葉や情報だけでなく、内面の声に耳を傾けられると 少しずつですが、不安が減っていきます。
ただ、ゼロにはならないけどね、不安って防衛本能だから。
なくなったら 生きていけない。
で、だんだんと、不安やこわさが抜けてきたら、
子育ての正解は自分で決めること。
やりたいことがあったら、できることから チャレンジしてみること。
それが「自分と向き合う」こと。
自信をつけるということ。
反省は必要ない。
で。
卑下が抜けると、今度は傲慢が出てきますから(*'ω'*)
不思議だけど、本当の話。
えらそーーーな自分が出てくるよ。
長くなるので、明日書くね。