こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。
さて。
私の好きな偉人のひとりが、良寛さんです。
今日はこの言葉をご紹介します。
お前はお前で丁度よい
顔も身体も名前も姓も お前にはそれで丁度よい
貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も それはお前に丁度よい
幸も不幸も喜びも 哀しみさえも丁度よい
歩いたお前の人生は 悪しくもなければ良くもない お前にとって丁度よい
地獄に行こうと極楽に行こうと 行ったところが丁度よい
卑下する要もない 上もなければ下もない 死ぬ月日さえも丁度よい
仏さまと二人連れの人生 丁度よくないはずがない
南無阿弥陀仏
京都大原にある法泉院に伝わるものだそうです。
私はこの「いじくらない」「こねくり回さない」生き方をとても尊敬しています。
とはいえ、やっぱり 生きてると、いろいろ心が反応しますよね。
ついついSNSに トゲトゲしい言葉を吐き出したり、家族に八つ当たりしたり。
特に私は、
「おかしい!」「まちがってる!」「不当に扱われた」
という正義感のようなものが 発動するとき、もやもやすることが多いです。
たいてい、その日のうちに
「あちゃー!」
と恥ずかしくなって、反省するんですけどね…(笑)
私の中で「正義感」「正しさ」が反応すると、どうも 心が振り回されやすいようです。
んで。
反省してから思うのです。
「たいした問題じゃなかったなあ」
と。
確かに、「おかしい」「不当だ」という出来事ではあるけど、長い人生の中で 見たときに、なんも 問題は起きてない。
ああ、また大騒ぎしちゃった…と 思うのです。
で、
「まあ、いいや」
「怒りをぶつけるほど、私はエライのか?正しいのか?」
そんなことを 思うと同時に、
「悲しいよね」「くやしいよね」
と自分に寄り添うことにしています。
だから、良寛さんのように、全部受け入れて 生きていける人は、すてきだなあ、と。
なかなかできないけど。
良寛さん、こんな手紙も残しています。
(前略)災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
死ぬ時節には、死ぬがよく候。
これは災難をのがるる妙法にて候。
大地震のあとに 被災した友人にあてて書いたものの 抜粋です。
「人間は災難に遭うときには遭うし、死ぬときには死ぬ。
これが災難を災難にしない秘訣です。」
という意味。
「静かに 起きた出来事を受け入れること。
わき出てきた感情に そっと寄り添うこと。
これが 出来事を 問題にしない秘訣です」
ということかな と思います。
変えられないことを 変えようとしない。
ただそっと 受け入れる。
必要以上に 出来事に 意味付けをしない。
子育てもそうだよね。
「この子が こうなっちゃったのは、私のせいじゃないか」
と 意味づけしなくていい。
「子どもが〇〇という状態だ」
と 事実だけ 受け取ればいい。
子どもの性格は 生まれつきの気質も 大きく関係しているから、あなたのせいじゃない。
それに 今の状態がずっと続くわけじゃない。
子どもは 成長していく、変わっていく。
だから、大丈夫。
そこを ムリヤリ、
「私のせいで」
と 問題にするのは、問題を 引き寄せているだけ。
こねくり回しているだけ。
受け入れよう。こういう子なんだな、って。
この子は あなたに 丁度いいんだ。いろんな意味で。
自分の気持ちも そのまんま 受け入れよう。
「ああ、もー!いやだな」とか「困っちゃうな」とか、そういう自分の思いも 受け入れていい。
その感情も あなたに丁度いいんだ。
感情に 良いも悪いもない。
お子さんと どんな関係になりたいかな?
自分はどう生きていきたいかな?
そこに 矢印を合わせながら、取捨選択していく。
大丈夫。
自分が選んだものは 全部 あなたに丁度いいのだから。
なんも 問題は起きてないのだ。
そういう状態、そういう事実があるだけ。
本当は。
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