親は弓であり子どもたちは矢。私たちができることは、遠くへ飛ばすことだけ。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

今日は「親が子どもにできること」について書きます。

 

 

さてさて。

 

たまにね、なんで こんなに気むずかしい子どもが、私のところに来たんだろう、

 

神様、荷が重いんですけど…と思う時があります。

 

でも、「わたしだから、きっと任されたんだな」とも思います。

 

私も気むずかしかったからなあ。

 

ちょっとだけ娘の気持ちがわかる。

 

ただ、母は大変だっただろうなあ。

 

親になってわかる、親心です。

 

 

 

子育ては もう終わりに差しかかっている私ですが、子育てを苦しく感じるとき、2つの理由があるように感じます。

 


まずは、無力感。

 

子育てはがんばったからといって、努力が報われるとは限りません。

 

子どもに「こうなってほしい」と願っても、その通りになるときばかりではありません。


頭では、子どもは自分とはちがう人間なのだから…

 

とわかっていても、やっぱり期待を押し付けしまうのが 親なのでしょう。

 

15年間、子どもを育ててきても やっぱり、子どもに余計な世話を焼こうとする私がいます。

 

 

次に、罪悪感。

 

こんな私が親でいいのだろうか。

 

私の子育ては、正解なのだろうか。

 

このしつけの仕方は、まちがっていないだろうか。


人間を相手にしているのだから、うまくいかないときがあるのは 当たり前なのだけれど…。

 

 

さらに、そんな自分に対し、「がんばっている」という気持ちより「もっとがんばれ」という思いがわいてくるのです。

 

子どもへの責任感がそうさせるのでしょうか。

 

つい、「これで大丈夫なのだろうか」と 心配になることがあります。

 

 

9年間、小学校の教師の経験があってもそんなもんです。

 

子育てに自信なんて なーんもない。

 

 

子育てに迷ったとき、ふと思い出す詩があります。

 

有名なので、ご存知の方もおられるかもしれませんが、「あなたの子どもは」をご紹介しますね。

 

「あなたの子どもは」 カーリル・ギブラン(藤枝宏壽訳)


あなたの子どもはあなたの子どもではない。

 

子どもは「生命の渇望」の子どもである。

 

子どもはあなたを通ってくるのであって あなたからくるのではない。

 

子どもはあなたと共にあるが、子どもはあなたのものではない。

 


あなたは子どもに愛を与えることはできるが、考えを与えることはできない、

 

子どもは自分の考えをもっているのだから。

 

あなたは子どもの身体をわが家に宿すことはできるが、子どもの魂を宿すことはできない

 

子どもの魂は明日の家に住まうのだから、あなたが訪ねることも、夢見ることさえできない家に。

 

 

あなたは子どものようになろうと努めるのはよいが、子どもがあなたのようになるよう求めてはいけない、

 

いのちは後戻りするものではなく、昨日にとどまるものでもないのだから。


あなたは弓なのだ、

 

あなたの子どもたちが 生きた矢として放たれる弓なのだ。

 

弓の引き手は永久の行く手に的をさだめ、力をこめてあなたという弓をしぼる、

 

子どもという彼の矢が疾(と)く遠く飛ぶようにと。

 

あなたは彼の手に撓(たわ)められることを喜びなされ、

 

彼は飛びゆく彼の矢を愛するように、確かな弓をも愛するのだから。 


私たちは、弓であり、子どもたちは矢。

 

この世に 子どもを生み出すことは、矢を放つことに似ています。

 

生み出した瞬間、自分たちの手から離れていくのです。

 

私たちは、願いを込めて ギュッと弓を弾き、遠くへ遠くへ飛ぶことを願うことしかできません。


親というものは、切ないなあと思います。

 


でも、「矢を飛ばす弓」という存在になれたこと。

 

それは、人生において大きなことです。

 

私たちは 矢を飛ばした、というだけでも 大きな偉業を成し遂げたのかもしれません。

 

つぎの世代に命をつなぐ、それだけでも 尊いこと。

 

 

日常生活では、どうしても自分や子どもの「できないところ」が目についてしまいます。

 

ついつい、小言を言ってしまうときも多いのですけどねん。

 

 

子どもがどこに飛んでいくのかは 子どもが決めますから。

 

私は、今できることを 今できる範囲で がんばろう、そう思います。

 

子どもが 健やかに飛んでいきますように、そう祈りながら(*^_^*)

 

きっと 大丈夫!遠くで そう願いながら。

 

 

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