こんにちは。和久田ミカです。
今日は、娘が2歳ごろの話をします。
あるカフェで娘とお茶をしていた時のこと。
(食べ物がなかなか来なくて、娘が大暴れしたことは さておき…)
うしろの席のカップルが、ケンカしていました。
「なんで、ドンキなのよ!!」
若いギャルが怒っていました。
彼氏がプレゼントを ドン・キホーテ(激安店)で買おうとしていたのですね。
正規のお店で買ってくれないことが、不満みたい。
「商品は同じだろ?ドンキの方が安いんだよ!」
彼氏が 説得しようとしますが、
「ケチ!そんなのヤダ!」
彼女は 頑として、ドンキに行くことを拒んでいます。
それを 盗み聞きしていて思いました。
彼女は 何にこだわっているのだろう?
彼氏は ほしいものを買ってくれる、と言ってくれているのに 何が不満なんだろう。
ドンキでいいじゃん、安いし、彼氏の懐にもやさしいし…
考えてみて見えてきたのは、彼女が欲しいのは
「体験」
なのではないか?ということでした。
物は 二次的なものにすぎない。
ブランドショップに行って、大切に扱ってもらい、
白い手袋をした店員さんが うやうやしく、ショーケースから 品物を取り出してくれる。
買った後は、ショップのロゴが入った 紙袋を手に、街を歩く。
友達に、そのときの話を ちょっと自慢気に話す。
(すみません、私がブランドショップに行ったことがないので 想像です)
彼女は、彼氏と一緒に そんなひとときを 過ごしたかったのではないか?
と感じました。
だから、ドンキではダメなのです。
「♪ドンドンドン ドーンキー ドンキッホーテ~!」
の音楽が鳴り響くレジで買っても、手に入ったものは 半分しかないのです。
超節約主婦だった私は、
なるほど。お金って 物以外も買えるんだ。
物以外に 価値を見出している人もいるんだ…
ということに気づきました。
結構、青天の霹靂だったのですよ。
あれから、お金への価値観が変わったように思います。
私が我慢していること、やりたいこと。
ひょっとしたら お金さんが 解決してくれるかもしれない。
夫に相談し、コーチングのスクールへ入ることにしました。
スクールに入るということは、「物」としては残らない「知識」を得るということ。
当時の私には、60万円近いお金は 大金でした。(いや、今も大金)
お金を使って、
「コーチングを身に付けて、ママたちの力になるんだ!」
という思いを叶えてもいい。
清水の舞台から飛び降りました。
子どもを 週に何回か、数時間だけ 託児所へ預けました。(1時間300円弱ぐらい)
お金を使って、
「他の人に 娘の世話をお願いする」
「自分ひとりの時間を持つ」
という 時間を買ってもいい。
勉強したり、本読んだり、ぼーっとしたり、片付けしたり。
おひとり様を楽しみました。
わずかですが 子どもと離れることで、時間と心に 空間ができて、子育てにも 余裕が出てきました。
近くに 美輪明宏さんがいらっしゃるとのことで、夫と一緒に出掛けることにしました。
お金を使って、
「託児所に娘を預けて、出かける」
夫婦で楽しいんでもいい。
子どもが小さくても、外出していい。
美輪さまは 輝いていて行ってよかったなあと 心底思いました。
正直言うと、最初は 罪悪感の方が大きかったです。
私なんぞが、お金使っていいのだろうか?
私なんぞが、楽しんでいいのだろうか?
私なんぞが、怠けていいのだろうか?
子どもがかわいそうなのではないか?
でも、そこから すこーしずつ、すこーしずつ、
「自分のために お金を使う」
「お金さんに、悩みを解決してもらう」
「お金さんに、やりたいことへの橋渡しをしてもらう」
というチャレンジを始めていきました。
家族に感謝しながら。
それから 同時に、心の中に 安心感の灯を 感じながら。
自分の預金は生活費で消えてしまっていたので、無鉄砲に使えるほど 自由なお金はなかったし、
(うちは、結婚当初からお財布が別)
「このくらいなら大丈夫」
という安心感のもとに 自分がしたいことを叶えていきました。
安心感を感じることなく、暴走したお金の使い方をするのは 危険。
んで、少しずつ お金への罪悪感が減っていったのですが、その後も紆余曲折ありました。
③につづく。
*数日たったら、アメンバー記事に移しますね
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あとで、中級(東京)と、上級(東京・神戸)の日程も出しますね。