罪悪感に巻き込まれない方法。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

昨日の「迷惑です。罪悪感を配る「がんばる人」」の記事をリブログしてくださった、なおさんの記事から。

勝手にお返事しますね。

 

罪悪感を押しつけられて生きてきた

今度は私が生んだ罪悪感を
子供に押しつけている

今ではちょーっとずつ
その事に気づけるようになってきたけど

こんな小さな子に
今までどれだけ傷を負わせてしまっただろうという罪悪感にかられる(無限ループ)

部屋が散らかりすぎて
どこから手をつけていいか分からないように

この思考も
どこから手をつけていいか分からない

これは焦りからかな?

 

 

えーと。

 

なんのために、自分をいじめるのかな?

 

なんのために、自分に罪悪感を 乗っけてるのかな?

まずそこを考えてみよう。

 

 

たとえば、私が 自分に対して

 

「私が悪い」「私が〇〇していれば…」

 

と「自分いじめ」に 走るときはね、

 

「わたし、こんなに自分のことを攻撃して、いじめてます。反省してます。

 

 だから、私のこと 攻撃しないでください。許してください。」

 

って エクスキューズを出しているときが多いです。

 

 

では、なおさんは、なんのために 自分をいじめているのだろう?

 

自分の中から聞こえてくる声に耳を傾けてみてね。

 

自分をいじめて「よいこと」って、なーんもないから。

 

 

もし、

 

「私は このくらい自分をいじめないと、反省できないダメなヤツ」

 

「私は このぐらい自分をひどい目に合わせないと、怠けてしまう」

 

「母たるもの、〇〇すべき。できなかったら、存在価値がない」

 

などの声が聞こえたら、それは 誰の声なのかを考えてみて。

 

たぶんね、それは自分の声じゃないよ。

 

小さいころから 蓄積してきた「体験」や「情報」や「当たり前」が 自分に罵声を浴びせているだけ。

 

 

「そっか、私はそう思ってるんだな」

 

と 自分の中から出てくる声を 受け止めて、流すこと。

 

いちいち、その声に従わなくていいんだよ。

 

もちろん、戦う必要もない。

 

 

目を開いて見てみよう。

 

子どもに 何も問題は起きてない。

 

目を覚ませ。

 

自分いじめを やめよう。

 

 

罪悪感に さいなまれたときは、思考を整理することは むずかしいです。

 

散らかっている納戸を思い出してみて。

 

荷物だらけで、どこから手を付けていいかわからない。

 

積まれた箱を開くのもこわい。優先順位もつけられない。


 

しかも、どんどん どんどん荷物が運び込まれてくる状態だったら?

 

それが↑、思考に巻き込まれている状態ってことね。

入り口まで あふれんばかりの荷物で、お手上げ。

 

頭パンパン。

 

 

納戸(=思考)を片付けたいなら、まずは 新しい荷物を運びこまないこと。

 

「ああ、なんて私はダメなんだ」

 

「子どもを傷つけつてしまった」

 

などと、考え込むたびに 頭に荷物が運び込まれていく状態になります。

 

運ばれてきたら、風船をつけて天に昇って行ってもらおう。

 

 

ちょっと離れたところから、自分と対話することで それができるようになります。

 

たとえば、こんな感じ。

 

「ああ、なんて私はダメなんだ」

 

風船 わたし、すごく自分を責めてるなあ。責めるのをやめよう。

 

「責めるのをやめたら、もっとひどいことをしちゃうかも」

 

風船 そっか、自分を責めるのは 自分をいさめたい気持ちがあるんだな。

 

「ああ、不安だ。子どもがどんなふうに育つか…」

 

風船 そうだな、不安だなあ。私、子どもの将来が気になっているんだな。

 

「私のように、母親に不満を持って育っていったらどうしよう」

 

風船 そうだよね、お母さんみたいにならないように がんばって子育てしてきたんだもの。

 

「がんばりたい。でも、怒ってしまう」

 

風船 怒っちゃうとき、自分にがっかりするよね。悲しくなる。そういうときある。

 

風船 今度、同じ状況になったら どうしたらいいかな。

 

「今度は、いったん、子どもにいたずらをした理由を聞いてみよう。深呼吸して」

 

 

想像だけど、こんな感じで 自分と対話するんです。

 

一方的に自分に対して、

 

「〇〇しちゃダメ!」「あー、もう何やってるの!」

 

と 文句を言い続けるのではなく、やさしいまなざしを返すの。

 

 

これね、まわりに 自分を受容してくれる人がいなかった場合、ちょっとむずかしいときがある。

 

自分に厳しいこと、自分をいじめ抜くことは、「自分への愛」だと勘違いしちゃってるから。

 

どんどん 自分に文句を言い続ける。

 

それ愛じゃないよー、いじめだよー。

 

 

だから、私は 講座に来てほしいんだな。

 

講座で、周りの人と話しながら、

 

「そうだよね、そういう時あるよね」

 

「つらいよね。わかる!」

 

そんな たわいのない会話をしてほしい。

 

 

そういう中から、自分を「やさしく見る目」が育っていくから。

 

本を読んでも うまくいかない、というときは、たいてい 体験が足りないだけ。

うちの協会の講座はここを見れば載ってます。よろしかったら見てね。

 

 

大丈夫、あなたは 悩んでいるということ自体が、子育てに 真剣に向き合っているということだから。

 

自分にやさしくしても、怠けたりしない。ダメになったりしない。

 

 

なおさん、とりあえず まず自分いじめをストップして、

 

自分の話をよーく聞いてあげて。

 

思考がこれ以上 散らからないように。

 

思考を整理するのは、それからだ。

 

 

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あとで、中級(東京)と、上級(東京・神戸)の日程も出しますね。

 

 

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