親をがっかりさせてばかりの人生でした | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

 

こんにちは。和久田ミカです。

 

子どもが大きくなってくると、親の価値観に同意してくれるとは限りません。

 

だから、

 

●子どもが野球をやるために、偏差値の低い高校へ進学したいと言っている

 

●大学に行きたくないという子どもを、どうにかして進学させたい

 

●就職先いまいち。もっといいところに行ってくれないかしら…

 

そんなボヤキが聞こえてきます。

 

ええ、カフェでの盗み聞きが趣味なのでね(笑)


先日、こんな記事を読みました。

 

所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げる 2万人を調査

内容はタイトル通りなんだけど、簡単に説明すると、

 

●幸福感を感じる要素は、1位健康、2位人間関係、3位は自己決定

 

●学歴は、幸福感にそれほど影響しない

 

●所得よりも、自己決定の方が影響がある(その差は1.4倍)

 

(以前こんな調査結果もあったね。

 幸福度 世帯年収500万円で頭打ち、1500万円以上は下がる

 

 

んで、自己決定とはなんぞや?なんだけど、この調査では

 

●進学先は誰が決めたか?

 

●初めての就職先は自分で決めたか?

 

というという質問をもとにしています。

 

 

誰だって、自分で決めたいよね。

 

自分の人生、親に決められたくない。

また、

 

●自分で決めたことは、やりぬく可能性が高い

 

●成果に対して責任と誇りを持つ

 

から、幸福度が高まるとも書いてありました。

 

 

あれだね。

 

「親のせいで やりたいことできなかった!」

 

とずっと恨まれるのか、それとも

 

「成功しても失敗しても、子どもが自分の人生を引き受ける」

 

ことを選ぶのか。

 

 

もちろん、私も親なので 子どもの悲しい顔を見たくない、失敗させたくない、という思いはわかります。

 

事前に話し合いは必要だよね。

 

子どもが 何を思い、どう考えて、それを選ぼうとしているのか。

 

その選択をしたことで得られること、失うこと。

 

親として感じている思い、懸念。

 

どこまでサポートできて、どこからはむずかしいのか。

 

話し合ったうえで、「子どもが」納得できる答えを選んだらいいと思う。

 

 

なんでそう思うかというと、私が 親の言うことを 何ひとつ聞かない子だったの。

 

高校受験は、わざとランクを下げ、親をがっかりさせ

 

高校在学中は 漫画ばかり描いてて 出席日数も危うく、親の気をもませ

 

なんとなく 国家試験を受けたら受かっちゃったので「就職するわ!」と、親を失望させ

 

内定が来たら、気が乗らなかったので「やーめた!」と浪人し、親の懐をあてにし

 

だからと言って 勉強するわけでもなく、入れる大学に入り、親 あきらめる…。

 

という人生を送ってきました。

 

 

就職もそう。

 

教師にはなりたいけど、学校には縛られたくない。(←またうちの親、がっかり)

 

一回だけ教員採用試験を受けたけど、落ちたので、ずっと講師をやってました。

 

講師と言っても、担任をもってふつうに働いているので 外部からはわからなかったかもしれません。

 

給料も年数に応じて、ちゃんと昇給していくしね。

 

 

ただ1年ごとに期限が切れるので、毎年オーディションみたいな感じ。

 

男の講師の先生は、テストを隠して捨てちゃうような人でも「かわいそうだから」と すぐに次の採用がある。

 

女性は そうもいかなくて、ある程度 実績をださないと 次の声がかからない。

 

(当時は、若い先生が少なかったので産休・育休が少なかったこともあり、激戦でした。今はもっと仕事があるんだろうなあ)

 

そういうギリギリのところが好きでした。

 

ちょっと期間が空いたら、ひとり旅に行ったり、いっぱい映画を観たり、バイトしたりで ゆっくり過ごしました。

 

私には、そういう生活があってたんだなあ。

 

あのとき、国家公務員になってなくてよかった。

 

 

んで、今は 個人事業をひとつ、法人をひとつ、経営してます。

 

起業したのは、たぶん39歳かな。

 

 

だから、人生何とでもなると思ってる。

 

自分が「やりたい!」と思うことがあれば。

 

 

でも、やりたいことって、たいそうなことじゃなくていいと思ってる。

 

たんたんと規則正しい生活、っていうでもいい。

 

(↑個人的には、すごく好き。)

家族とけんかしながらも、ワイワイいっしょに過ごすことでもいい。

 

土いじりをすると 心が落ち着く生活っていうのもいいね。

 

何かを作る楽しみを持っているのもすてき。

 

歌う、踊る、表現するっていうのも憧れる。

 

それが「正しいもの」ではなく、自分の内面からわき出てきたものなら、全部正解。

 

 

親が自分の感覚を感じられたら、子どもの感覚も感じられるはず。

 

親が自分の人生を信じていたら、子どもの人生も信じられるはず。

 

子どもの人生を 子どもに預けよう。

 

 

もし、親に自分の人生を預けてしまった人がいるなら、取り戻そう。

 

いいんだよ、親の期待になんて 応えなくても。

 

いいんだよ、もう大人なんだから 親の言うこと聞かなくても。

 

 

●予告●
 

【初級・子どものこころのコーチング講座】

 

仙台 (2回講座)

10月27日

11月23日

 

東京(3回講座)

10月31日

11月14日

11月28日

 

水戸(3回少人数講座)

11月12日

11月19日

11月26日

 

 

【中級・家族のこころのコーチング講座】

 

神戸(2回講座)

1月13日

2月2日

 

 

あとで、中級(東京)と、上級(東京・神戸)の日程も出しますね。

 

 

●募集中●

 

●子どものこころのコーチング協会・インストラクター養成講座

 

●【メール講座】世界一の「大好きだよ!」を伝える10か月プログラム

 

●研修・講演の依頼はこちらです