子育てがつらくなるわけ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

4年前に出版した、こちらの本ですが


韓国語、中国語、ベトナム語、文庫本につづき、今度、タイ語版が出るらしいことがわかりました。

 

出版から4年経つけど、いい仕事してくれてます。

 

 

出るらしい…、というのは 出版社からは連絡がなく、印税が振り込まれてて知ったから

 

 

 

見本が送られてきたら、ぜひ見たいわー。

 

ベトナム語版は、最初、私の名前まちがってたしね。

まちがってること、現地の人から 教えてもらったしね。

 

(で、私が出版社に連絡して 直してもらった)

 


 

↑ 著者:ミカ ワカデュ mika wakadu
 

これはこれで「ウケるー!」と思ったので、OK(笑)

 

 

今日は、出版するときの話をいろいろ思い出したので、ちょこっとシェア。

 

 

私が初めて、今の出版社に企画書を持ち込んだとき、最初に言われたのは、

 

「こういう本は売れないんですよね」

 

です。

 

わたし、当時まだチキンだったので固まってしまってね。

 

 

そんで、その時教えてもらった「売れる本」とは

 

●子育てでやっちゃいけない〇〇100

 

●子育てやるべきこと50のヒント
 

みたいなものだということでした。

 

 

「和久田さんは、こういう本好きじゃないですよね?」

 

と言われて、お茶こぼしそうになったけど

 

「はい…私は苦手です」

 

と答え、トボトボと 帰ってきたのでした。

 

 

なんか 私のようなものは必要とされていない、

と言われた気がして そのあと、しばらく企画書を放置してました。

 

(その後、ご縁あって コネもあって、その出版社から出せることになり、今に至ります。)

 

 

あのとき思ったんだよね。

 

本って、本当のこと書いちゃいけないんだなーって。

 

でも、私は なるべく嘘をつかないで書きたいな、って。

 

 

わかりやすさや 売れる商品を 追求するのはしょうがないけど、私なりに 言葉を選んで、

 

「これが”いい”子育てですよ」

 

というメッセージは最小限に抑えたつもり。

 

 

だってさ。子育てで

 

「〇〇しましょう」

 

「〇〇してはいけません」

 

って、呪いだもん。

みんな最初は 子育て1年生で不安だからこそ、心にスコーンと入っちゃう。

 

 

できるかできないか、

 

やるからやらないか、

 

で 理詰めにされたら、うまくできなかったとき いっぱい自分を責める。

 

 

子育ての苦しいところは、そういうときに 開き直りづらいということ。

 

「子どもが泣いても、怒りが収まらなかった」

 

「子どもを邪魔だと思っちゃった」

 

そんな自分を許せなかったりする。

 

一瞬でも思った自分を、殴りたい気持ちになったりする。

 

 

子育てが つらくなることのひとつは、

 

「子どもに、〇〇してはいけない」

 

「〇〇と思うことすら、ダメ!」

 

と、自分を”見張る”自分が 出てくることではないかと思います。

 

 

子どもが 宝物だからこそ、

…の見張り番なのだけど、子どもが小さいときは ちょっと息苦しくなったときもあったなあ。

 

母親って、命預かって、責任引き受けて、
 

ちゃんとできないと自分を責めて、その感情の行き場もなくて、

 

そんでも 毎日子育ては続いていくわけで。

 

 

私は、娘が2歳を過ぎてから 週に数回、数時間 託児を利用するようになりました。
 

夫は、平日も休日も、家事育児ノータッチだったので、疲れ切ってたのでした。

 

何に一番 エネルギーを取られたかというと、

 

「ママ、見てて!」

 

です。

 

一日中、ママ、ママ、ママ…



ええ、わかってます。きっと人生で一番幸せなときですよね。

 

わかってますとも!!

 

わかってますとも!!!(←しつこい)

 

 

でも、365日24時間はつらかった。

トイレの中まで追いかけてくるしね。

核家族だからこそ、

 

「見てて」

 

が、みんなに分散されずに 母親に集中してしまう。

 

他の人の目と手を借りずには、やっていけなかったんだなーと思います。

 

 

週に数日、数時間でも、一人になれたことは 本当にありがたいことだったなあ。

 

(住んでいる街には、民間でそういうサービスがたくさんあった)

 

あとで娘に聞いたら、

 

「先生たちは、お気に入りの子とばかり遊んでてつまんなかった」

と言ってたから、苦労をかけちゃったのだとは思う。

 

胸がギュッとなって、また自分を責めそうになったけど、

 

「そんな中でも、行ってくれてありがとう」

 

と言うことができた。

 

ほんと、子育ては ごめんなさいと、ありがとうの連続。

 

 

というわけで、お母さんたちは すんごくがんばってると思う。

 

「ママ、見てて!」

 

の連続に へとへとになりながらも、よく がんばってると思う。

 

だから、命に関すること以外は 必要以上に責任を負わないでほしい。

 

「子育てでやるべき100」

 

とか

 

「やってはいけない50」

 

とか、

 

うるへー!!!

と 放り出していいと思う。

 

(あ、私の本は 参考程度に 読んでもらえるとうれしいです(/ω\))

 


んで。

 

子どもに対して ネガティブなこと思っちゃったら、それは

 

「自分が困っている」

 

サインだと思った方がいい。

 

そんなことが 頭によぎるぐらい、

 

「大変な状況なんだ」

 

と 知らせてくれてるんだから。


 

「こんなこと思っちゃダメ」

 

と、自分を責めないで、労わってほしい。

 

何よりかけがえのない自分に対して、

 

「(理想通りにはできてないかもしれないけど)がんばってるね」

 

と やさしい言葉をかけてあげてほしい。

 

悲しかったら、泣いてもいいよ。

 

苦しかったら、夫に子どもを押し付けて 外の空気を吸いに行ってもいいいよ。

 


話は変わるけど、この前読んだ、記事にこんなものがありました。

 

学校とは「好きなことに集中する」ところ?オランダと日本の学校の違いはたった1つ

オランダの学校って、とっても素敵なんだけど その辺は記事を読んでもらうとして、記事の中にこんな言葉がありました。

 

女性の先生は、我々視察団に対して

「オランダの子どもたちが世界一幸せと言われていますが、その理由が分かりますか?」

と質問しました。

私たちが、

「働き方の問題かな?」「学校のスタイルかな?」

などと思っていると、先生はニヤリと笑って

「それは、オランダの女性(ママ)が世界一幸せだからです」

と言いました。


わおー。

私が代表を務める「子どものこころのコーチング協会」の理念と同じ。

子どもを幸せにしたいなら、まずお母さんを幸せにすること。

注意!お母さんが幸せじゃないと子どもは不幸、と 勝手に変換しないでね)

 

次の本は、お母さんたちの幸せに向けて、もっとゆるい本を書けたらいいな。

 

私たちが変われば、子どもたちの世代も変わる。

ママたちを勇気づけられる本を書きたい。

 

あ。

子どものこころのコーチング協会フェイスブックページもあるよ。よろしかったら、登録してね。

なんだかまとまりませんが、これからもがんばります。

 

 

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