彼女の輝きが変わらないわけ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

感動したので、シェア。

 

たぶんみんな知らないし、気付いてないし、忘れてると思うけど、カーリング女子ベスト4進出の立役者は、この人だ。
 

5人目の人。

 

補欠。本橋麻里。
 

今回の日本代表チームの母体である、いまのLS北見を創ったのは、この人。

藤沢と吉田をLS北見に呼んだのも、この人。
 

おやつタイムのリンゴやイチゴを用意してるのも、この人。

おやつタイムに客観的なアドバイスをしてるのも、この人。
 

31歳の、この人。


レギュラーでスキップ張れる実力もあるけど、今後の日本のカーリングのために若手に出場機会を譲っている。
 

そして、リンゴを剥いている。

 

試合前夜の24:30。

みんなが寝静まる深夜に、この人は独り、試合会場の氷の上にいる。


補欠のスキップとして、何本も何本もストーンを投じ、温度と滑りのデータを取る。


そのデータを、26歳の藤沢と吉田に託す。


会場の熱気で気温がちょっと上がるだけで、氷の滑りは変わる。この人たちがやっているのは40m先の氷上のミリ単位の攻防だ。

角度と回転と、気温による氷面の些細な滑りの変化は、40m先では激変に繋がる。


よく「氷上のチェス」とか言うけれど、このチェスはリビングルームでやっているわけではない。


重量20kgの石を氷に滑らせ、40m先の「16手先」を闘っている。

 

そこには運動量保存の法則など、力学の基礎が詰まっている。

物理学の世界だ。


スウェーデンに勝てたのは、それが理由。

スイスに負けたのも、それが理由。


おやつタイムの客観的なアドバイスは、本橋麻里の試合前夜の一投一投と、二度のオリンピックでの敗北経験と、目前で繰り広げられるの試合への俯瞰視点。

そのデータに基づいている。



あの人たちは、ただ、おやつタイムにイチゴを食ってるわけじゃない。
 

本橋のデータを食っている。


これはチェスではない。スポーツだ。


スポーツにおける勝負の鍵は、事前準備の、量と質。


たぶんみんな知らないし、気付いてないし、忘れてると思うけど、カーリング女子ベスト4進出の立役者は、補欠の本橋麻里だお。

引用はこちらから


 

ひとつのスポットライトの陰には、たくさんの人のサポートがある。

 

補欠となっても、彼女の輝きが変わらないのは、裏方の仕事を 喜びとしてやっているからだろうなあ。

リンクに立っていても、立っていなくても、同じ目標を共有しているんだろうな。

 

いい顔だよね、この写真も。

 

 

私も、スポットライトが当たるときは 支えてくださった方たちに 感謝しよう。

 

もし、まわりにスポットライトが当たる人がいたら、喜びをもって 手を貸そう。

 

そう思います。

 

がんばれ!カーリング女子。