本を出したい人へ・幸せな出版へのアドバイス1 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。
 
さて、私の周りはフリーランスの方が多いので、ゆくゆくは出版を…と思っておられる方も多いようです。
 
 
私の知人は すでに本を出されている方が多く、本を出すこと自体は そんなにハードルが高くないと感じます。
 
たまに
 
「本を出していてすごいね」
 
と、ほめていただくことがあるのですが、私の中では
 
「みんな出しておられるからなあ…(そんな大したことはない)
 
という感覚になりました。
 
ブログにアクセス数がたくさんあったり、すでに多くのファンがいらっしゃる方であるなら、出しやすいのではないでしょうか?
 
 
でも、本を出版することで、何か人生が変わったかというと、そうでもないのですが、信頼性は増したかもしれません。
 
雑誌からの取材や、NHKさんからのオファーなどはその一例です。
 
 
また、本を通して私を知ってくださる方が増えました。
 
毎日何百冊もの新しい本が発売される中、1万部売れればヒットと言われる時代ですが、文庫本化もされ、現在24,000部(電子書籍は除く)
 
韓国版、ベトナム版、台湾版と 海外へも広げていただけています。
 
ありがたいことだなあ、つくづく私はラッキーだなあと思います。
 
 
ラッキーついでにもうひとつ 感じるのは、幸せな出版と、そうでない出版があるかもしれないなあということです。
 
私はどちらも体験しているので、シェアしますね。
 
ここからは、私の主観になりますので あくまでも私の意見としてご覧いただければ幸いです。
 
©nillamaria

違和感は「考えるな!感じろ!」のサイン

5年ぐらい前にも、出版話が持ち上がったことがあります。
 
信頼する方からご紹介いただいた 出版プロデューサーさんから、舞い込んだのです。
 
「こんないい話は、いままでありませんでしたよ!」
 
そんなふれこみで、電話がありました。
 
私も舞い上がってしまって どんどん話を進めていったのですが、結果、白紙に戻しました。
 
それは、紹介くださった方の顔をつぶすことでもあるので、とても勇気がいることでした。
 
考えれば考えるほど、胃が痛くなりました。
 
でも、違和感を無視はできなかったのです。

自分が買いたくないものは作りたくない

出版話を断った理由をひと言でいうなら、
 
「こんな本、私自身が読みたくないし、買いたくない」
 
と思ったからです。
 
 
当時の企画は、子育て本なのに
 
●ハードカバーでかっちり
●300ページ近い分厚さ
●モノクロで印刷。表紙も黄色やピンクなどの華やかな色は禁止
 
他にもいろいろ不満要素がありましたが、どうにもこうにも
 
「主婦は忙しいの!そんなお堅い学術書みたいな本、誰が買うんじゃい!!」
 
と思ったんです。
 
絶賛子育て中である私が読みたくない本を、どうして人に勧められるでしょう?
 
 
100万部以上売れている子育ての本を引き合いに出して、
 
「今は、こういう本がトレンドなんですよ」
 
と説明しても、
 
「プロですから、まかせてくださいよ~」
 
「それは、出版業界の常識から考えてムリですね~」
 
の一点張り。
 
調べない。検討しない。
 
 
極めつけは、担当編集者の方のこんな言葉。
 
「僕のうちは 子どもいないんですけどぉ、お母さんとおばあちゃんに子育てのこと聞いておきますから~」
 
そんな昔の子育て、参考になるかいっ!!
 
もう、編集者さんたちに不信感しかありませんでした。
 

出版業界の「常識」にだまされるな

他にも、頭の中にたくさんの???があったことも、決定打になりました。
 
こんな編集会社だったら、気を付けて。
 
 
●「企画が持ち上がったから、明日、うちの会社まで来て!そうしないと、話が流れるよ。どんなに遠方の人でもそうしてもらっている。」
 
●「著者は下の立場。編集者の方が上。」
 
●「編集者って、ピアスなんかして、チャラチャラした兄ちゃんばかりだから」
 
●「2か月で300ページ弱書いて。(正確には数字を言われた
 このページ数じゃないと、紙がムダになるから、きっちり書いて」
 
●「この有料ソフトを使って書いて。ワードとかはダメ。」
 
●(「商業出版は一切自分でお金を出さないもの」と言っていたのに)
 
 「同時進行で、漫画家さんに絵を買いてもらって。
 漫画家さんは自分で探して、漫画・イラスト代は自分で出してね。(100枚以上)
 だって、自分で漫画を入れる企画書を書いたんでしょ?自腹は当たり前だよね。」
 
●漫画を描いてもらう前に絵コンテ(下書き)の打ち合わせはなし。
 「和久田さんが考えたものを、まず描いてもらって」
 たぶん、修正費が発生したらそれも私が払う。
 
●「締め切りは厳守!1日も遅れない覚悟はできていますか?」
 
●何を提案しても、検討することなく「それは常識から考えてムリ」と断る
 
●「初版は3千部。っていうか、子育ての本なんて3千部も売れないですよ」
 
●増刷すれば、『 次は 』自分の書きたい本が書けるようになるから」(処女作は自分の好きな内容は書けないものなのだと諭す)
 
●聞いたことのない出版社(アイドル本しか出してない)なのに「こんないい話はない」
 
●印税4パーセント
 
●「え?出版社が書店に営業?そんなの行くわけない」
 
他にも、
 
●実績を見てみると、大手出版社との取引がない、ヒット作もない
 
●社内が乱雑な印象
 
●「本を出してやるんだ、ありがたく思え」という態度
 
 
今思い出せるのはこれくらいかな。
 
話が進めば進むほど、
 
「これが出版業界の常識だ、って言うけど、ほんとにほんと?」
 
と疑問ばかりになっていきました。
 
 
そこで、ある方に相談に行くことにしました。
 
仮にAさんとします。
 
長くなったので、次の記事に続く。
 
 
【補足・これも読んでね】
 
上に書いた出版プロデューサーさんは、決して私のことを騙したわけではないということも、書いておきます。
 
●「彼の会社が請け負った中では」
 →これ以上いい話は今までなかった
 
●「彼の狭い常識の中では」
 →これが出版業界の常識だと思い込んでいた
 
ということなのだと思います。
 
 
ただ、上に書いたようなことを「出版界の常識」だと思い込まされてしまうのは、とても 悲しいことだと感じます。
 
良い本があまり売れずに、2刷ぐらいで絶版になってしまう可能性もあります。
 
次の記事では、私が目からうろこがい落ちた「私が体験した中」での出版の常識について書いていきます。
 
 
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