自分を映しだす鏡は、自分自身の中にもある | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

今日は、幼稚園の研修に東京まで行ってきます。

 

楽しみだな~~。

 

 

 

さてさて。

私のセッション(個別相談)を続けてくださる方は、大きな悩みが ない人が多いです。

どちらかというと、自分自身のメンテナンスや、さらなる成長のために 受けてくださいます。


お申し込み時に、セッションを受ける理由は、

「自分を知りたい」

が、一番多いかな。

みんな「自分」を知りたいんですよね。



自分って、一番よくわかっているようで、一番よくわからない。

それは、心に鏡がないからです。



自分の姿は、鏡で確認することができて、

「あ、顔にご飯粒… (///∇///) 」

なんてことがわかったりします。


心は鏡に映りません。

心の状態を映し出したいとき、「まわりの人」や「起きてくる現象」が鏡になります。

image

 

そう言われても、いまいちピンと来ないかもしれませんね。

セッションを受けて、何度も話をしていると、だんだんと

「ほんとだ、鏡なんだ~」

ってわかるのですが、体験して、腑に落ちないと、なかなかわかりづらいです。



自分を知ると、どんないいことがあるでしょう。

一番は、「自分を知り、理解すること」が、「自分を受け入れること」につながるからかな。

「どんな自分も自分」と ありのままを受け入れられると、とても楽になります。



でもね、セッションを受ける以外に、家でできる「自分を知る方法」もありますよ。

それは、自分の心を感じることです。

心の声を聴く、ということです。




心の声は、最初、うまく聞こえないことが多いです。

たいていの人は、「心」ではなく「内なる裁判官の声」を聴いています。

”裁判官”は、私自身というよりも、今までの体験の積み重ねでできたデータのようなものです。



「わがままを言うと、怒られる」

「迷惑をかけると、嫌われる」

「周りの人を優先すると、うまくいく」

のように、物事を判断します。



この裁判官は、心配性なので、罪悪感を植え付けることも多いです。

「心の声」を聴こうとすると、どうしても この罪悪感ばかりをキャッチしがちなんです。




でね。

この裁判官は、代々受け継がれると言われています。

あなたの両親の 内なる裁判官の「価値観」や「罪悪感」が、あなたにも受け継がれます。

脈々と、その家系に流れていくのですね。



カウンセリングやコーチングを受けるときもそうです。

カウンセラーやコーチの裁判官の声が、クライアントへ引き継がれてしまう時があります。

知らず知らずに、影響を受けてしまうのです。

私も、あるとき苦しくなってしまって、コーチを変えたことがあります。


(苦しいと感じたときに、その裁判官の声と対峙できると楽になります。

 それは文で書くとむずかしいので、自分のこころのコーチング講座(上級)で扱いますね。

 次回の開催は、来春になります。)



では、裁判官の声にかき消されずに、心の声を聴くためには どうすればいいでしょう?

一番簡単なのは、「快」と「不快」を感じることです。

心の中から浮かび上がってくる「感覚」を、ただ感じること。

それが第一歩になると思います。



「ああ、今すごくイヤだなあ。体が重い」

「あ!今、すごくワクワクしてる!胸のあたりがブルブルふるえる!」

のように、ただただ 感覚を受け止めます。

言語化しなくていいの、体で感じること。



たまに、裁判官が出てきて、

「不機嫌な顔をしたら、みんなにイヤな思いをさせるから、笑いなさい!」

とか

「そんなことで喜んでいたら、調子に乗っていると思われるよ」

とか、良かれと思って アドバイスを始めますが、それは 横に置いておきます。

それは、「心の声」ではなくて「データ」だから。



そしてね、安心できる場では つくろわないこともやってみましょう。

うれしかったら「うれしい!」

悲しかったら「悲しい…」

そうやって、感情を素直に出してみるのです。



あ、怒りは別ね。

安心できる場では、ふだん抑え込んでいる「怒り」が出やすいです。

子育てをしていると、

「なんでこんなに怒っちゃうんだろう」

と思うことがあると思います。

それです、それ。



子どもに対して、怒りが止まらないとき。

それは、出口を探してさまよっていた怒りが、噴き出した状態。

子どもは 何をしても許してくれるからね、どうしても 出てきやすくなります。


怒りのもとは、悲しみや むなしさや くやしさや 無力感など。

まずは そちらを味わっていくことが、ひとつの解消法になります。

怒りを爆発させてばかりいたら、自分もつらいですから。



というわけで、話があっちゃこっちゃしましたが、自分を知るためには 自分の心を感じることです。

特に、快と不快。

自分の中からわき上がる感覚を味わうこと。


不快な気持ちを感じるのがこわいときもあるかもしれないけどね。

ちゃんと感じてあげると少しずつ消えていきます(*^_^*)。

怒りが多い人は、ふだん、感情を感じないようにしている人が多いです。

怒りの多さは、心の声が聴けているかどうかの、バロメーターになるかもしれません。


今日も、自分の感覚とともに生きていきましょう~。

それが、いつも自分とともにある、ということです。

 

 

 

<予告>

 

●今まで 12月にしか 個別相談のクライアントを募集していなかったのですが、これから 月に1~2人ずつ募集していきます。

 

 今月の募集は、来週お知らせしますね。

 

●コーチングセッション(個別相談)のスキルを学べる講座を、少人数で行おうと思っています。

 

 コーチングのスキルすべてをお伝えすると1年以上かかってしまうので、「子育ての悩み相談を受ける」ためのスキルと知識に限定して、半年ほどの講座にする予定です。

 

 月末にお知らせしますね。

 


●今月、広島にも行きますよ!

 

●広島(あと4名)/子どものこころのコーチング講座(初級)

 

・時間

9月18日(日) 10時~16時半(9時45分開場)

 

・場所

RCC文化センター(611号室)

 

広島駅(南口・在来線口)から徒歩10分
広電銀山町電停から徒歩5分
駐車場有(30分120円に割り引き)