ラクに生きるのは、うしろめたくない。自分にムチ打つのはやめよう | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

今日は、私の好きな本のフレーズを紹介します。

「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。

サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。

シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか?

『西の魔女が死んだ』より」


西の魔女が死んだ (新潮文庫)/新潮社
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ママのための講座をしていて思うのは、「ラク」に対する罪悪感です。

ラクをすると、ココロがざわざわしてしまうのですね。

そんなとき、私たちは「ママとは、妻とは、こうあるべきだ」という”場所”にいるのだと思います。



部屋はきれいであるべき。

おかずは3品以上作るべき。

子どもは母親が見るべき。

子どもはいい子に育つべき。

怒らないニコニコママであるべき。

…みたいな感じ。



家事も育児も完ぺきにやって、しかも いつもニコニコ…そうあれたらいいけどね(*^_^*)。

私はムリ。

私が生きていける場所じゃないもん。



昔は「すばらしい妻でママ」という場所に 自分がいないことが 悲しかったけど、ムリして 完璧な女性になるのは あきらめました。

自分が居心地よいのが、一番。



外から見ると、ぐーたらママなんですが、それでもいいじゃん、私の場所は。

完璧だけど、いつも 眉間にしわを寄せている奥さん

完璧じゃないけど、幸せな奥さん

私は後者を選ぼうと思います。




そもそも、なんで「楽に生きてはいけない」と思い始めたんでしょうね?

頭の中で、誰が、

「怠けるな~」

「迷惑をかけるな~」

「ちゃんとしろ~」

「役に立たないやつは、いらない」

「そんなことすると、きらわれるよ~」

「そんな子育てをすると、子どもがダメになるよ~」

って言ってるのでしょう。




それね。

実は自分の声じゃないから。

私は「裁判官」と呼んでいますが、自分の経験が作った「裁判官のアドバイス」です。


気が付いていないかもしれませんが、私たちの中には いろんな人が住んでいます。

その一人が「裁判官さん」です。



裁判官は、私たちの経験や情報で できています。

「なるほど。これは怒られるから やめておこう」

「そっか。こうすると、ほめてもらえるんだ」

「テレビや雑誌にたくさん書いてあるから、これが正しいことなのだろう」

そんなふうに、裁判官は「生きていくためのルール」を決めていきます。



とても心配性なので、両親に怒られたりしない年齢になっても

「そういうことしたら、きらわれるよ」

「そうそう!我慢をして、周りの人を喜ばせようね!」

と 耳打ちをしてくるのです。



子どものときは 必要だったアドバイスもありますが、大人になった今、もういらないものもあることでしょう。

裁判官の存在を、ゼロにしなくてもいい。

少しゆるめるだけでも、楽になります。


裁判官さん、心配してくれて ありがとう。

もう、私には そのアドバスはいらないよ~って。


(私たちの中に住んでいる人たちとの向き合い方は、自分のこころのコーチング講座・上級で、くわしく学びます(*^_^*)

次の開催は12月・1月の平日の予定です )


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