今日は、私の好きな本のフレーズを紹介します。
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。
シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか?
『西の魔女が死んだ』より」
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。
シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか?
『西の魔女が死んだ』より」
西の魔女が死んだ (新潮文庫)/新潮社

ママのための講座をしていて思うのは、「ラク」に対する罪悪感です。
ラクをすると、ココロがざわざわしてしまうのですね。
そんなとき、私たちは「ママとは、妻とは、こうあるべきだ」という”場所”にいるのだと思います。
部屋はきれいであるべき。
おかずは3品以上作るべき。
子どもは母親が見るべき。
子どもはいい子に育つべき。
怒らないニコニコママであるべき。
…みたいな感じ。
家事も育児も完ぺきにやって、しかも いつもニコニコ…そうあれたらいいけどね(*^_^*)。
私はムリ。
私が生きていける場所じゃないもん。
昔は「すばらしい妻でママ」という場所に 自分がいないことが 悲しかったけど、ムリして 完璧な女性になるのは あきらめました。
自分が居心地よいのが、一番。
外から見ると、ぐーたらママなんですが、それでもいいじゃん、私の場所は。
完璧だけど、いつも 眉間にしわを寄せている奥さん
完璧じゃないけど、幸せな奥さん
私は後者を選ぼうと思います。
そもそも、なんで「楽に生きてはいけない」と思い始めたんでしょうね?
頭の中で、誰が、
「怠けるな~」
「迷惑をかけるな~」
「ちゃんとしろ~」
「役に立たないやつは、いらない」
「そんなことすると、きらわれるよ~」
「そんな子育てをすると、子どもがダメになるよ~」
って言ってるのでしょう。
それね。
実は自分の声じゃないから。
私は「裁判官」と呼んでいますが、自分の経験が作った「裁判官のアドバイス」です。
気が付いていないかもしれませんが、私たちの中には いろんな人が住んでいます。
その一人が「裁判官さん」です。
裁判官は、私たちの経験や情報で できています。
「なるほど。これは怒られるから やめておこう」
「そっか。こうすると、ほめてもらえるんだ」
「テレビや雑誌にたくさん書いてあるから、これが正しいことなのだろう」
そんなふうに、裁判官は「生きていくためのルール」を決めていきます。
とても心配性なので、両親に怒られたりしない年齢になっても
「そういうことしたら、きらわれるよ」
「そうそう!我慢をして、周りの人を喜ばせようね!」
と 耳打ちをしてくるのです。
子どものときは 必要だったアドバイスもありますが、大人になった今、もういらないものもあることでしょう。
裁判官の存在を、ゼロにしなくてもいい。
少しゆるめるだけでも、楽になります。
裁判官さん、心配してくれて ありがとう。
もう、私には そのアドバスはいらないよ~って。
(私たちの中に住んでいる人たちとの向き合い方は、自分のこころのコーチング講座・上級で、くわしく学びます(*^_^*)
次の開催は12月・1月の平日の予定です )
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