フェイスブックでは 以前からお伝えしていましたが、子ども向けのコーチング講座を作ろうと思っています。
がっつりコーチングではなくて、「今」を感じ、「感覚」を味わいながら、自分の軸を作っていく講座です。
だから、子ども向けのコーチング講座でよくある、
「元気に自己表現ができる」
「自分の意見を言える」
「夢をかなえる」
というところには、主眼を置いていないの。
心と体をゆるめて
「自分と最高のなかよしになること」
ここが、ゴールです。
子どものこころのコーチング協会の講座は、すべてここにつながっています。
たぶん、一昔前だったら「自分となかよくなる」講座なんて、関心を持ってもらえませんでした。
でも、少しずつ「心の時代」になってきたのでしょう。
大人向けの講座も 1年間で のべ500人以上の方が参加くださっています。
私は 私の伝えたいことを ただただ形にしていこう。
そんなことを思う、今日この頃です。
なぜ、この講座を作ろうと思ったかというとね。
子どもたちの心が、忙しそうだと感じるから。
「今」よりも、未来や過去にエネルギーを使っているように見えるから。
子どもだけでなく、大人もそうかもしれません。
未来を案じて 不安になったり、過ぎたことに いつまでもこだわっていたりね(*^_^*)。
心が不安定なときは、心が「今」にないとき。
だからこそ「今」に ぐっと集中するといいのです。
今、この瞬間、瞬間を生きようとするとするとき、心の中のもやは 晴れていきます。
「今この瞬間」には、不安も心配もありませんから。
時間てね、
「今」
しかないんです。
「今」この瞬間しか体験できません。
他のことにエネルギーを吸い取られていると、「今」がおざなりになってしまうの。
もったいないなーと思うのです。
私たちが存在できるのは、過去でも未来でもなく「今」だけですからねん。
そんな話を娘にすると、
「ムリだよ、考えちゃうんだもん。」
って言われちゃう(*´Д`)
娘ちゃんは、いつも いろいろいろいろ考えすぎて、カチコチになるタイプです。
うん、わかる。
私も いつも 最悪のことを考えておかないと、不安だったり、
失恋した後、何年も ストーカーのように思い続けていたりする人間だったからなあ。
だからこそ、「今生きること」を伝えたいんだ。
(あ、そっか。
私は 娘のために このプログラムを作ろうとしているんだと、今 わかりました。)
家でできる、子どもに「今」を感じてもらう方法はいろいろありますが、
一番簡単なのは 子どもの感情を そのまま受け止めてあげることです。
もし、泣いていたら 思いっきり泣かせる
もし、笑ってたら いっしょに笑う
もし、怒って地団太踏んでたら、少し 放っておく
もし、「さみしいよ~」って言ってたら、「さみしいよね」って寄り添う
子どもは 体を動かし、心を動かすことで、感情を味わっていきます。
それを 邪魔しない、ということです。
大人も同じです。
悲しいことがあったら、思いっきり 悲しむ。
(あ、でも
「○○さんのせいで、こんな目にあった!」
「△△な出来事が起きなかったら、こんな思いをしなくて済んだ」
と 犯人捜しをするのではなくてね、)
「ああ、私は 今悲しんだな~。悲しいよ~、うえーん」
って ただ悲しむのです。
それを私は、講座の中で
「鳥の目」
って言ってるんだけど、空から鳥が自分を見下ろすような視点を作ってほしいのです。
「悲しい~、うえーん」
って 泣いている自分を、客観的に見つめる自分を育てていくこと。
「今」の自分に寄り添うこと。
それが 自分となかよくなれる第一歩です。
そしてね。
「今」を感じられるようになってくると、「今ここ」の瞬間にエネルギーを使えるようになります。
他人よりも、自分自身に対して フォーカスを当てられるようになります。
自分を生きるって、自分とともにある、という意味でもあると思うのです。
あー、またやりたいことが 増えちゃったなあ。
十年計画で 少しずつ 進めていこうと思います。
長生きしようっと。

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