あなたには、自分を「ダメだなあ」って思うことはありますか?
私はたまに「あ~、自分はなんてダメなんだ(;´Д`)」と落ち込むことがあります。
人間の脳は、もともとネガティブなところに、焦点が当たりやすくできているようです。
今日は「ダメな私」について、お話ししますね。
先日、Kさんから こんなお話を伺いました。
「高校生のとき、こんな私はもうダメだ、と思い、飛び降りようと思っていました。
場所も決めていて…。
でも、いざ飛び降りようとしたとき、どこからともなく 声が聞こえたのです。
『ダメだから、生きるんだよ』
そのときです。人生が180度変わりました。
私の中で、死ぬ目的が 生きる目的になったのです。」
ダメだから 死ぬ
のではなく、
ダメだから 生きる
ふんわりとかわいらしいKさんは、そう言って にっこり笑いました。
笑顔を見て 涙が出そうになりました。
私が心を動かされる瞬間は たくさんありますが、そのひとつに
「心を開いて 思いのままを 話された瞬間」
があります。
上っ面の美辞麗句ではなくて、心からの言葉を聞いたとき、心が動かされます。
Kさん、お話をシェアすることを 承諾くださってありがとう!
私は ブログを通して 情報発信をしているので、時間があるときは 他の人のSNSも拝見します。
お気入りのブロガーさんは、葛藤している自分、もがいている自分、どんな自分も出している人です。
講師なのだから、カウンセラーなのだから、コーチなのだから…
と 完璧な自分を演じようとしても、そこに魅力は出てきません。
(ネガティブな感情”だけ”垂れ流していたら、そりゃー、読み手もつらいですけど、)
ネガティブな感情も「受け入れ」「愛しながら」書いている人は、とても魅力的に見えます。
講師の人たちに アドバイスするときも、
「失敗談は宝の山」
とお伝えしています。
失敗しているからこそ、親近感を感じていただけるし、失敗にどう対処したのかをお伝えすることができます。
ネガティブなことに対する、自分のとらえ方や、あり方も、伝えることができます。
「完璧な私」ばかりを伝えてしまうと、「それは、あなただからできたんでしょ」と言われがち。
「ダメな私」をさらけ出すからこそ、伝わるものがあります。
人間関係もそうですね。
よいところだけ見せる友達は、疲れます。
「なんか裏表がありそう」という印象がぬぐえません。
プラスもマイナスも どちらもあって OK。
どちらかに傾いていることの方が 不自然なのです。
ぽろっと 毒を吐いても、お互いに笑えるような関係が心地よいなあと感じます。
で、最初のKさんの話に戻りますが、
ダメでも 生きてていいのです
ダメだから 生きていくのです
ダメな自分に 励まされる人もいます
ダメな自分から なにか宝物が見つかるときもあります
ね(*^-^*)
私と親しくしてくださっている方は よくご存じだと思いますが、
私は 人並みにできないことがたくさんあって、「ダメ」のかたまりのような人間です。
だから、毎日が事件簿。生きてるのがおもしろい。
人に迷惑かけながら、今日も 堂々と生きていきていこうと思います。

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