記憶は脳だけでなく、体にも刻まれる | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

昨晩、飼い主に捨てられ、大粒の涙を流す犬の写真を見ました。

こちらです。



涙を流して泣く捨て犬

これを見ていたら、私も涙が止まらなくなってしまって、嗚咽まで出てきました…( ゚Д゚)



こういうときはたいてい、過去の記憶が関係しています。

記憶は、脳だけでなく、体にも刻まれるのです。

体の感覚として ずっと残ります。


(心臓移植をした人が、なぜか 心臓を提供してくれた人の記憶や好みを共有してしまう、という話もありますね。

ドラマ「相棒」でも、そんな話があったなあ~。

それは、筋肉にも 記憶が残るからではないか、とも言われています。)


そこで、そのとき胸の奥から 何かがぐーっと出てくる感覚を味わってみました。

強い感覚が、ぐーっと出てくる

体が丸くなる

頭が下がってくる


…あ、この感覚知ってる。

子どものころから ある。

思い出したのは、幼稚園の頃の思い出でした。



私は、小さいころから親の言う通りにならない子でした。

なので、その日も何か癇癪を起して 暴れたのでしょう。

母は私を置いて、妹と出て行ってしまったのです。


泣きながら 探せど、探せど、母はどこに行ってしまったのかわからない。

家も鍵がかかっていて、入れない。

おそらく1時間ほどの出来事だと思いますが、私は捨てられたと感じました。

子どもが感じる1時間って、大人に比べて 途方もなく長い…。


そんな記憶です。

当時のことは、こちらの過去記事に書いてあります



今回、この胸の感覚は、過去の

「わたしはいらない存在なんだ」

という思いにつながっていたのですね。



あとは、小さいミカちゃん(インナーチャイルドといわれるもの)と対話して、いっぱい泣いて、感情を味わいました。

「つらかったね」
「さみしかったね」
「居場所がなかったね」

そうやって、ただ 話しかけ、イメージの中で抱っこするだけですが、とても癒されます。

(小さい私はあまり抱っこをされた記憶がないので、抱っこしようとしても 体を固くしているイメージしか出てこないのですが、それでもOK)



インナーチャイルドとは、たびたび向き合っているのですが、まだまだ 感覚は残っていますね。

軽くはなってきていますが、強烈だったから、一生 消えないのかもしれません。

でも、それでもいい。

私の一部として、これからも付き合っていこうと思っています。



そしてね。

インナーチャイルドと向き合うときに注意するのは、

「何を感じていたのか」

に 注目することです。


誰が悪い、とか、

常識的におかしいとか、

母も○○だったのだろう、とか、


そういった「思考」が入ると、体の感覚とは 離れていくように感じます。

ただただ感情味わうことです。

少しずつ、少しずつ、浄化されていきますよ。


叱るより聞くでうまくいく 子どもの心のコーチング/KADOKAWA/中経出版

¥1,296
Amazon.co.jp

叱るより聞くでうまくいく子どもの心のコーチング [ 和久田ミカ ]

¥1,296
楽天

叱るより聞くでうまくいく子どもの心のコーチング 0歳から6歳までの[本/雑誌] / 和久田ミカ/著

¥1,296
楽天¥