人の話を聴くのが苦しい | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

昨日、「子どものこころのコーチング協会」のフェイスブックページを立ち上げました。

300以上の「いいね!」をいただき、本当にありがとうございます(*^_^*)

これから、少しずつ 子育てや自分育てのための情報をお伝えしていきますね。


さて。

今日は「聞き上手の悩み」についてです。

どうしても 人がたくさん集まると、聞く側と話す側に分かれがちです。

聞き上手さんからは、

「私も話を聞いてもらいたい…」

そんなお声もお聞きします。


また、

「悩みを相談されることが多く、相手の方はすっきりされるかもしれないけど、私はどんより。

 最近は、あまり人と親しくならないようにしています。」

なんて声もありました。



そう。

聞き上手さんは、人の話を引き出してしまうので、どうしても聞き役にまわりがち。

「それは大変だったねえ」

と共感する包容力もはんぱないのです。

なんとか解決に向かうよう、親身に考えてあげたりします。



人の心の栄養は、

「自分に関わってくれる人がいる」「自分に関心を持ってくれる人がいる」

ことです。

悩みを話すと、人が真剣にかかわってくれるんですもん。

そりゃあ、相手の方も 喜んで話出し、話を止めないことでしょう。



そんな聞き上手さんにおすすめなのが、日本の分析心理学の第一人者である、河合隼雄さんのあいづちです。

河合さんならわかるだろうと思い、相談に行くと

「むずかしいですなあ」

そんなわけないと、もうひと押しすると、

「分かりませんなあ」

とおっしゃるのだそう。

安易に答えを出さずに、相手にあたたかく問いかけているのですね。



物事を解決するのは、「悩んでいる人」自身です。

他人ができることは、そのお手伝いだけ。

つまり、出産でいうところの 助産師さんの役割しかできません。



聞き上手な人は、つい、助産師さんの域を超えて、出産をしようとします。

すごいエネルギーを使うよねえ。


それ、むりね。

できないね~。


だから、聞き上手さんは 必要以上に心配せず、同情せず、

「そうなんだ~」

「へ~」

「大変ねえ」

「わかんないね~。むずかしいわ~」

と、相手が話すに任せます。

相手の方が自分で答えを出すお手伝いをするだけです。


さらに、笑いに持って行けたら さらにラッキー。

悩みを笑いに変えると、お互い楽しくなってくるから(*^_^*)



それからね。

もし、お時間がないときには、はっきりと

「今日はあまり時間がなくて…」

とお断りする勇気も必要。



自分が話したいことがあったら、

「あのね、話の流れをぶった切ってごめんね。

 聞いてもらいたいことがあるの」

と空気の読めない人になるときがあってもいいかもね。



自分と同じように、話すタイミングがつかめない人がいたら、

「○○さんは、どう?」

って話を振ってあげるのもいいかもね。


いろいろ試しながら、聞き上手はそのままに。

心地よいコミュニケーションが見つかるといいですね。





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