時間を大切にする。
そう聞いたとき、どんなイメージがわきますか?
どんなふうに生きると、時間を大切にしたことになるでしょう。
継続的に受講している講座の、今月の課題図書は「モモ」でした。
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の.../岩波書店

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有名な本ですよね。
昨日までに読まなくてはいけなかったのですが、なかなか終わりません。
ふだん、あまり物語を読まないので、読みなれていないのですね。
ずっと「まだ終わらない、こんなに残ってる」そればかり考えながら読んでいました。
昨日になっても 読み終わらなかったので「モモ」のDVDを借りてきました。

(ミヒャエル・エンデが冒頭に出ています。画像はwikiから)
DVDを見ながらも、映画だけに時間を使うのがもったいなくて、洗濯を畳んだり、スマホを見たり。
なんとなく映画に入り込めませんでした。
「モモ」の中に、掃除夫ベッポのこんな言葉があります。
なあ、モモ、
とっても長い道路を受けもつことがよくあるんだ。
おそっろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。(中略)
一度に全部の道路のことを考えてはいかん、わかるかな?
次の一歩のことだけ、次の一呼吸のことだけ、次の一掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただ次のことだけをな。
すると楽しくなってくる。
とっても長い道路を受けもつことがよくあるんだ。
おそっろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。(中略)
一度に全部の道路のことを考えてはいかん、わかるかな?
次の一歩のことだけ、次の一呼吸のことだけ、次の一掃きのことだけを考えるんだ。
いつもただ次のことだけをな。
すると楽しくなってくる。
一言で言うなら
「達成すべきゴールだけ目を向けるより、今を楽しむ」
ということかな、と感じます。
未来は、今の積み重ねですものね。
まさに、昨日の私は ゴール(未来)ばかり見ていて
「終わらない、終わらない」
「時間がもったいない」
そればかりを考えていました。
でも、そのせいで本を読むのも、DVDを鑑賞するのも楽しめず、すべて中途半端。
時間がもったいない、と言いながら、時間をムダにしているのは 私かも…
そんな思いがわいてきました。
今を楽しむ天才は、子どもです。
いつも「今」しか、ありません。
今 うれしいから はしゃぐ
今 楽しいから やめたくない
今 悲しいから 泣く
今 怒ってるから 暴れる
未来に何が待っているか、ではなく、今 何を感じているか、で生きています。
主婦になってから、ずっと時間に追われているような 気持ちになっているのだけど、
たまに「今を楽しむこと」を 意識していきたい。
そんなふうに思いましたですよ(*^_^*)
余談ですが、モモに関する考察は こちらの本がおもしろいです。
ちょっとむずかしく感じる点もあるのだけど、シュタイナーの視点から書かれています。
境界線の取り方などに、コーチングにも通じるところがあるなあと感じています。
「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水として (朝日文庫)/朝日新聞社

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