子どもと向き合うことは、子どもの頃の自分と向き合うこと | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。



前回出しました無料メルマガ「ママを楽にする魔法の言葉」に こんな感想をいただきました。

Aさんと私 同じ過ぎて、心が騒ついて涙が出て仕方がなかったです。

また自分の事が色々分かりました。

育児中の人で、子どもの時いい子だった子は、皆、育児中にこのような悩みにぶつかるのでしょうか?

私は、長男をなかなか抱きしめてあげられません。

次男には出来るのに、長男にしようとするとすごく違和感を感じます。

私のインナーチャイルドを癒せれれば、違和感はなくなるのでしょうか?

私は父には反発できます。それは、父が私を愛してくれていたんだとわかりました。

だから私も甘えて反発出来るんですね。

長男を抱きしめてあげようとおもいます。自分も癒されると信じて。


シェアを承諾くださいまして、ありがとうございます。


子どもの頃、「いい子」を演じていた場合、そこに ゆがみが出てきます。

ゆがみっていうと、悪いもののように聞こえますが、そうではないのですよ。

体も 同じ姿勢ばかりを取っていると、だんだんと骨盤がゆがんだりしますよね。

生活習慣で 体がそのように適応した結果です。


「いい子を演じていた子」の心のゆがみも 体験から出てきます。

●「自分の意見を言わずに、我慢したらかわいがってもらった」

sei自分の意見を言わないようにしよう。我慢をしよう。

●「いやなことがあっても、にこにこしているように言われた。」

sei感情を感じないようにしよう。周りの人を喜ばせてこそ、自分の価値がある。

seiが ゆがみです。

「いい子にしないと イヤな目にあう」「いい子にするといいことがある」と思い込んでしまったのですね。

本来は「いい子にしていても していなくても、自分の存在価値は何も変わらない」のですが…。


でね。

現在出てくる感情のゆれは、過去から来ているものも多いんです。

心の中に、まだ子どもの頃の自分と 子どもの頃の両親が住んでいるの。

子どもが甘えてくるときに、腹が立つのであれば 小さい頃の自分が

「私は、甘えないで がんばった!甘える子は、ずるい!」

と叫んでいるのかもしれません。

子どもが言うことをきかないときに、もやもやするのであれば、小さい頃の両親が

「言うことを聞かない子はきらいだよ」

と諭しているのかもしれません。


その声に気づき、対話できると、楽になります。

私の個別相談は、過去の自分や過去の両親と もう一度 対話することをしていきます。


もし、過去と対峙したいときには、体の感覚を感じてみましょう。

記憶は 体にも宿るのです。

子どもが 抱っこをせがむと、体のどの辺に違和感を感じるでしょう。

それを感じていくだけでも、いいのですよ。

感じると、何か思い出すときがあるかもしれません。

そのときは、十分に 子どもの頃の自分を いたわってあげましょう。

何て言ってあげたら 喜ぶかしら(*^_^*)


ちなみに、私自身は 私がしてもらえなかったことを 娘にしてあげることで、癒されています。

たくさん抱っこして、ほめて、認めて…。

子どもにかけている言葉は、実は 子どもの頃の自分にかけてあげている言葉でもあったりします。

そして、私ができなかったことを 娘がしてくれると うれしいのです。

自分の意見を言ったり、素直に感情を出したり…。

子どもの頃の自分が、とても喜んでいるのを感じます。


さてさて。

私は、知っていることは すべてブログやメールセミナーで書いています。

でも、読むだけでは 限界がありますよね。

そんなときのために、カウンセラーやセラピストはいるのだと思います。

一人でやるよりは 専門家の手を借りた方が、自分を解放しやすいですよ。

ぜひ 人の手を借りることも 検討してみてくださいね。

(来年は、継続セッションは満席なので 募集はいたしませんが、私の時間が空いたときに 単発セッションで対応してきたいと思います。)