何を言ったかよりも、何が伝わったか | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。


「宿題、5時からやるって 言ってたけど・・・」

そんなふうに言われると、「わかってる!!!!」って 言いたくなるのが 子ども心。

私もよく親に「今やろうと思ってたのに!!やる気なくなった!!!」なんて言ってました(*^_^*)


娘はそんなとき、ゆ~っくりこう言います。

「わかっとる、わかっとる…じいさん(おじいちゃん風に)」

同じ意味の言葉だけど、なんだか 和みます。

私もカチーンとせず「そうなんだね~」って 流せるので、娘の方が一枚上手。

言い方ひとつで、険悪にも おだやかにも なりますね。


コミュニケーションは「何を言ったかよりも、何が伝わったか」。

「わかってる!!」は「うるさい!!」っていう怒りが伝わってきますね。

心の中の「やらなくちゃいけないけど、できてない」という罪悪感が反応してしまったのでしょう。

「わかっとる、わかっとる…」は、「OK。わかってるよ~」という思いが伝わってきます。


たぶんね、本当は娘は「わかってる!!」って言いたいんだと思います。

でも、そう言ったら 私もカチーンとくるのがわかってるから、彼女なりに言い方を工夫しているのでしょう。

そういうところ、すてきだなあと思います。


伝え方の工夫って、他人に対しては ふつうにやっていることです。

親子だからこそ、伝え方を考える必要があるんだろうなあ。

私も ちゃんと思いが伝わる 伝え方を考えていこう。