問題の多くは、作り出されるもの | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

個別相談で、子育てのご相談を受けるとき 思うことがあります。

「子育て相談を受けるなら、カウンセラーやコーチは『話を聞く技術』を磨いておくといいなあ~」って。

たまにですが、

・勇気を出して相談したのに、責められたように感じて 落ち込んでしまった…

・自分が正しくて、あなたがまちがっている、と言わんばかりのトークに腹が立った…

せっかく勇気を出して 相談に行ったのに、傷ついて帰ってきたというお話をお聞きします。

心理学を学んでいても、「聴く技術」がないと、「カウンセラーやコーチの正解を押し付ける」だけで 終わってしまうことがあるようです。


また、子育ての相談を受けるなら、子どもの発達についても 学んでおくと 不要な問題を作り出さずにすみます。

「子どもの問題行動を直したいが、どこに行っても 直らなかった…」

そんなお話を伺うとき、その大半は「問題行動じゃないですよ~」ということが 多いんです。

直したいと おっしゃったとしても、それは ムリというもの。

たとえばね。

2歳児「見通しを持って行動し、自分で支度をしません」

3歳児「遊んでいる最中、快くお友達におもちゃを貸してあげられない」

4歳児「5時に公園から帰る、と約束をしたのに ぐずる」

音譜あたりまえ あたりまえ あたりまえたいそう~(古っ)

それは 子どもの発達を見る限り、ふつうのことです。

数年後には、なくなっている悩み。

それらの行動を きっちり矯正しようと思ったら、ものすごい 労力とイライラを伴います。

子どもを変えるより、自分を変えた方がラクです。

「でも、保育園ではできているんです」と言われることも多いかな。

そりゃそうです。保育園や幼稚園は、よそいきの場。緊張してがんばってます。

集団行動だからできることも、たくさんあります。

家でも同じように がんばってたら、こわれちゃいますよ(T_T)


というわけで・・・

子育ての相談を受ける方は、話を聞く技術を身に着けてほしいな。

発達段階を学んでほしいな。

何も 問題が起きていないのに、問題を作り出してしまうことがあるから。

それは、カウンセリングやコーチングの現場だけじゃなくて、学校や保健所でも同じかもしれませんね。