
1年以上前になりますが、私が はじめて出版の打ち合わせをしたときのこと。編集の方から
「こういう本が売れるんですよね~」
と見本として 見せていただいた本の題名を見て、私はちょっと引いてしまいました。
「子育てでやってはいけない100」(仮題)
私の顔を見て、担当の方は「和久田さんは、こういうの苦手ですよね」とおっしゃいました。
思いっきり「はい」と答えました。
子育てで やらない方がいいことは、たくさんあります。
怒ること
夫婦げんか
人格を無視する言葉
親が見本にならない行動をとること
その他もろもろ もろもろ~
確かにね、やらないに越したことは ありません。
じゃあ、反対から考えて、「やっちゃいけないこと」をしなければ、子育ては成功なのか?
そんなこともないと感じています。
あれも、これも、それも やっちゃいけない!!!!…と思いながら、子どもを育てるなんて、私にはムリだなあ。
そこに エネルギーを使いすぎると、疲れちゃう。
私は変にマジメなところがあるから 自分を責めちゃうと思う。
私が提案しているのは、
たまに 怒っちゃっても、
たまに 夫婦げんかしちゃっても
たまに ひどいこと言っちゃっても
たまに 親としていまいちな行動をしても
それでも、なかなか いい感じじゃ~ん…と、思える子育てです。
そのためには、日ごろから 信頼関係を築いておくこと。
子どもとママの間に、太~い絆があれば 多少の「いまいちなこと」は、それほど問題になりません。
子育ては、修復がきくのです。
「しちゃいけないこと」にエネルギー使うより、「子どもとの絆づくり」にエネルギー使うこと。
そのためには、何ができるかを考えることの方が 私は好きです♡