感情豊かな子どもに育てるためには | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

赤ちゃんは、そんまんまで生きています。

お腹がすいたら泣き、うれしいと笑い、不快だとぐずります。


でも、成長とともに感情にふたをし、心の奥にしまいこむことが増えていくようです。

泣きたいけれど笑顔。

さみしいけれど平気なふり。

悲しいときに誰かのせいにして暴れる。


特にネガティブな感情に関して、感じないようにする傾向が強くなります。

それは、生きていく知恵でもありますね。

泣いていると怒られるから 我慢をする癖が付いたり、悲しさを感じるとつらいから 感じないようにしたりします。


私のところにご相談にみえる方の中には「何が楽しくて何が悲しいのか、わからない」とおっしゃる方も多くおられます。

子どものことから、感情を抑えているうちに、感情が感じられなくなってしまったのです。

悲しい、不安、くやしい、苦しい、うらやましい・・・

ネガティブな感情を 理性で抑え込むと、

楽しい うれしい わくわくする ドキドキする・・・

ポジティブな感情も 感じられなくなります。


だから、

「何をしたいのかわからない」「自分がどうしたいのかわからない」

と、人生に対して暗中模索を感じるときが あるのかもしれません。


私たちが子どもたちにできることはなんでしょう。

まずは、子どもたちに共感することです。

泣いていたら「くやしいねえ」「悲しかったねえ」と声をかける。

怒って地団太を踏んでいたら「○○したかったんだね」と代弁してあげる。

楽しそうにしていたら、一緒に喜んであげる。

どんな感情も否定せずに受け止めることです。


自分自身が、自分の感情を否定してきた人は、ちょっとつらいかもしれません。

「私は泣かないで我慢してきた」「怒らないように笑顔で耐えてきた」

そんな思いが噴き出すからです。

噴き出して来たら、自分と向き合うときです。

自分自身が、自分の思いを受け止めていきましょう。


どんな感情も自分のもの。否定せず、我慢せず、感じていくといいですね。

しっかり感じて 受け入れられると、子どもの感情も受け止めやすくなります。


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