「怒り」についてのお話を伺っていると、意外とそれは 過去のものであったりします。
小さいころの忘れていた怒りが、出口をもとめて 出てきたりします。

先日、娘が「こわい!こわい!一緒に行って!」と 私にお願いしに来ました。
私も 小学校の頃、一人でトイレに行くのがこわかったので 普段は「はいはい」と ついていきます。
でも、そのとき 体調が悪かったのですねん。
そのせいもあってか、すごい怒りがわいてきました。
「一人で行きなさい!こわい、こわい、って トイレはすぐそこでしょ

自分でも信じられないくらい 強い怒りで、びっくりしました。
あとから、あの感覚は なんだったんだろう?と 感じてみました。
…思い出しました。
小さいころ、「こわい」と不安になることや 人を頼ろうとすると、怒られたり 馬鹿にされたりしたんんだった。
あのとき、本当は「こわいよ~」って泣きたかったし、両親を頼りたかったんだけどね。
三人姉妹のお姉ちゃんだったので ギュッと心を閉じて、がまんしました。
がまんして がまんして ココロで 感じなくしていました。
大人になった今、娘の「こわいよ~」に 反応して、感情のふたが空いたんですね。
昔の感情がよみがえったときは、癒すチャンスです。
私の中の「小さいミカちゃん」と対話をしました。
こういった話を講座などで話すと、「うちの子にも 同じことをしちゃった」という反省が 聞こえてきます。
いいんですよ。忙しかったり、お子さんが多かったりすると 全部に 対応できないですもん。
「一人でやって」「一人で行って」もOK。
お願いしてもいいのです。
そのかわり、子どもが我慢で押しこめがちな思いを 代弁してあげるといいね。
「こわかったね。」そして「一人で行ってくれて ありがとう。ママ、助かったよ。」
でもって ハグハグです。ぎゅぎゅ~☆
それだけでも、ずいぶん ちがうのですよ(*^^*)。
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