子どもと買い物に行くのがユウウツなときは | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

今日は買い物のマナーを教えるためのポイントです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

「子どもをお店に連れて行くと、騒いだり、脱走したりして困ります」

うんうん。大変だよね、小さい子と買い物に行くと。

うちは一人っ子だったけど、2歳ごろ、脱走に悩まされた時期がありました。


脱走には、3段階で対応します。

1事前に約束をする

「これから買い物に行きます。騒いだり、いなくなったりしたら、おうちに帰りますよ。約束できるかな?」

さらに、もう一度、お店に入る前にも確認します。にっこりした顔でね(^_-)

2役目を与える

じっとしていられない子は、ヒマなのが苦手です。

「にんじんどこかなあ。あ、取ってきてくれる?」

「どの魚がおいしそうに見える?」

「今日のおやつは何にしようか?」

役割や考える時間を与えてあげると いいかもしれません。

3感謝をする

「今日は 気持ちよくお買い物ができて うれしかったよ。

 お手伝いしてくれてありがとう。一緒にいてくれてありがとう。」

静かにしてくれることは 当たり前ではありません。

しみじみと 目を見ながら 感謝するだけで、子どもの心に残ります。


もしも「約束しても ダメなんです・・・」

という場合は、たいてい「家に帰るよ」と言っておきながら 帰らないことが多いですね。

「家に帰る」と約束したなら、本当に 家に帰りましょう。

淡々と「帰ります」と 連れて帰ればいいのです。

泣き叫んでも、手を引いて おうちへ帰ります。

子どもは 大人の本気度をいつも見ています。


教師の頃もそうでした。

「廊下を歩くとき、話し声がしたら 教室に戻ります」

そう約束しておきます。

廊下を歩くとき 騒がしいと、他のクラスに迷惑がかかるからです。

マナーと約束を事前に伝えておけば、1年生であっても、たいてい 静かに歩くことができます。


もしも、途中で話し声がしたら、回れ右をして 教室に戻り、また 並ぶところから始めます。

ここで 誰かを犯人にしたり、いやみを言ったりする必要はありません。(←ここ大事)

淡々と「もう一度 並びます。静かに並べたね。このまま移動しますよ」と 指示して、また 最初から歩き出すのですね。

そのせいで、体育館の体育の時間が 短くなってしまっとしても、それはしょうがないこと。

そうやって くりかえし、くりかえし、マナーを教えていきます。

5月が終わるころには、教師が引率しなくても 大丈夫になります。


40人近いクラスをまとめるためには、1学期の最初に さまざまなマナーを徹底することが、1年間の肝になります。

コツは、子どもを責めることなく ただ「約束」と「お願いをするだけ」です。

くりかえし、くりかえし、くりかえし・・・


好みが分かれる方法だと思いますが、シンプルで 効き目があります。


小さい子だと、小学生みたいに すぐにできるようにはならないので、さらに 根気と忍耐が必要かな。

でも、長いスパンで見れば、それが土台になって あとから楽になるからねん。




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