
私は講演会やワークショップで、「怒られてよかったことって、どんなことですか?」と聞いてみることがあります。
たいていは「危険なこと」「社会的に迷惑になること」が多いですね。
私は「自分を大切にしなかったとき」も入るかな。
怒ってでもしつけたい、と思うところは、みな 共通しているようです。
ただ細かく「どんなときに叱った方がいいですか?叱らない方がいいですか?」という質問には 答えにくいです。
それは、年齢によってもちがうし、子どもの性格によっても変わってきます。
2歳の子に ぐずらないで がまんするよう言っても無理です。
環境を整えたり、迷惑がかかるような場所は控える、といった配慮が必要になってきます。
6歳の子なら 我慢を求めることが できるようになってきます。
娘の幼稚園の卒園式は どの子も きちんと座っており、長時間にわたり、厳粛な雰囲気で終わりました。
先生方が、子供たちを信頼して 見守ってくださったからだと感じます。
「できる子」として見守っていくと、子どもたちはその期待に鍛えようとするのですねん。
がんばれば できる年齢なので「できない」と決めつけず、やらせてみて、必要に応じて叱るということが 必要になってくるでしょう。
また、叱られることで 奮起する子もいれば、いじけてしまう子もいます。
どのように伝えるのかは、それぞれの子どもによって ちがいますね。
育児書に書いてあることを そのまま やろうとすると、子どもによっては「合わない」ということが 出てくるかもしれません。
というわけで「叱る」と一言に言っても とっても 深いのですよん。
一つ言えるのは「子どもをよく見ること」。
育児書じゃなくて、子ども自身をよく観察することかな~と思います。
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