これは あくまでも 私の考えだと前置きして、「子どもの泣き」についてお伝えします。

泣いている子には、「ちゃんと、自分の言いたいことを言いなさい」と しつけた方がいい、という考え方があります。
それも一理ありますね。言わないと 相手に伝わりません。
ただ、うまく言葉にならないときもありますね。
子どもは、大人が思うほど 言葉を持っていません。
いや、大人でもそう。
うまく言葉にできないからこそ、カウンセリングやセラピーがあるのだとも思います。
「ちゃんと言いなさい」ってしつけたら、みんな言えるようになるって本当かな。
私は「よく泣く子の親は、過保護」なんて言われると、もやもや~んとします。
まずは 子どもの気持ちを代弁してあげることの方が 先かなあ~なんて思うから。
私は、小さい頃 あまり言葉が出ない子でした。
あまりにしゃべらないので、親は私が何を考えているのか よくわからなかったみたいです。
体の感覚としては 突き上げるものがありますが、それを言葉にするのは とてもむずかしかったの。
特に怒りを感じたときには、おなかの底から「うわ~~っ」とエネルギーが出てきます。
「言いたいことがあるなら、言いなさい!!」
と言われても、どうしてようもなくて 暴れて泣くことしかできませんでした。
言えない子は「言葉をあまり持っていない子」とも言えるように感じます。
泣き虫の子を 親の教育のせいにしないであげてほしいな。
言いたいけど、伝えたいけど、うまく話せなくて 困ってるんだよね。
子どもに話してもらいたいなら、まず話しかけること。
子どもの言いたいことを 代弁して、言葉を増やしてあげること。
子どもの中に たくさん言葉が満ちたら、自分の思いを話してくれるようになりますよ。
過去には こんな記事も書きました。
>>子どもを勇気づけるなら、北風より太陽
私は 太陽に賛成派です(*^_^*)