相手の課題を解決することはできないのねん | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

昨日の記事のつづきです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

仕事柄、相談業の方の起業のご相談に乗ることが 多くあります。

コーチやカウンセラーなどに共通する傾向のひとつに、↓が 挙げられます。

「クライアントさまを 何とかしようとがんばってしまう」ということ。

ちがう言い方をすると「クライアントさまの課題を解決してあげよう」と思うこと。

コーチやカウンセラーなら、解決してあげるのが当たり前?お金を払っていただいていんだもの。


いえいえ。課題を解決するのは クライアントさまです。

というか、解決は クライアントさまご自身しかできません。

解決してあげようと 躍起になるのは、実は 自分のためかもしれません。

・役に立つことで 自分の心を満たしたい

・成果を出せないと、クライアントさんが離れてしまうのではと不安

・目に見えて改善していないと、責任を問われそう

そんな思いが「私が解決してあげなくては」につながっていきます。


クライアントさまが、今 苦しくて、つらくて、のたうちまわっていたとしてもね、それでいいの。

それは、今、向き合わなくてはいけない感情であり、出来事。

宝石を磨くように、ゴリゴリと 磨かれているとき。

相談業の人が、その時期を 取り上げてしまってはいけないのねん。

また、「あなたの生き方はよくないから、直しなさい」と ネガティブに意味づける必要もないのねん。


物ごとには、本来「よい」も「悪い」もないから。


話を聴くのは つらいかもしれないけれど、クライアントさまには 乗り越える力があるから、大丈夫だよ。

自分自身が その「つらい」という感情と 向き合うことが先かもね(*^_^*)


今日書いたことは、子育てにも当てはまるかな。

子どもの苦しみは、子どものもの。親は 根本的には 解決できません。

できるのは、サポートすること。寄り添うこと。

大丈夫、私みたいなアウトローでも なんとか 人生やってきてますから。

お子さんの生きる力を信じて。

お子さんを信じられない、という人は、自分を信頼していないのかもしれません。

そこが変わると、お子さんへの見方も ずいぶん変わります。