うまくいかないときこそ、認めてあげる | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表 和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

娘は1年生から、一人でピアノの練習をするようになりました。

ここまで来るには、紆余曲折ありました。

無理やり練習させる日もありましたし、週に2日しか練習せずにレッスンに行くときも。

ピアノは好きなのだけど、時間がなかったり、眠かったり、他にやりたいことがあったりすると気分が乗らないのですよね。

でも私は「好きなのだから、続けていれば きっと練習するようになる」という根拠のない思いがありました。

2年かかりましたが、今は自分から進んで練習をしています。

(たまに、練習不足のときもありますが、そこらへんは子どもと先生にお任せしてます(*^_^*))


幼稚園生の頃、一緒に練習していたときは、ときおり 目的意識を持たせました。

「この曲は どんな気持ちで弾きたいの?」

「この曲を練習するとき、気を付けることは?」

それが 今、子どもの中に根付いてきています。

たまにメモを取りながら、どんなふうに弾きたいのかを 箇条書きにして貼っています。

情報が目から入ってくる「視覚系」というタイプなので、何かと紙に書いて貼るのが 娘らしいです。


昨日は、うまく右手と左手が合わなくて、音がちょっとイライラしていました。

そんなときは、すでに できていること、がんばっていることを伝えてあげるといいですね

「みっちゃん、昨日よりも、右と左が 合うようになってきたね~」と 承認。

完璧にできてなくてもOKだよねん。

以前よりは 上手になっているから そこを 伝えます。

娘も できているところに 目が向いて、少し やる気が出てきます。


そんなこと言ったら、練習の仕方が 甘くなっちゃうような 気がする方も いらっしゃるかな?

いえいえ、反対ビックリマーク

「ここが うまく できるようになってきているよ~」と 伝えると、そこに 心の焦点が合います。

かえって 気を付けるようになるんです。

ひとは、注目されたところが 強化され、意識も引き上げられるんです。

注目されたところが ふえる、とも言いますね。



娘は「中学校に行っても、ピアノを続けたい」と言っています。

ピアノで いろんな曲を弾いたり、表現を工夫したりするのが楽しいそうです。

ピアノが上手になることも大事だけど、そういう思いが育っていることに うれしく感じます。