
娘は1年生から、一人でピアノの練習をするようになりました。
ここまで来るには、紆余曲折ありました。
無理やり練習させる日もありましたし、週に2日しか練習せずにレッスンに行くときも。
ピアノは好きなのだけど、時間がなかったり、眠かったり、他にやりたいことがあったりすると気分が乗らないのですよね。
でも私は「好きなのだから、続けていれば きっと練習するようになる」という根拠のない思いがありました。
2年かかりましたが、今は自分から進んで練習をしています。
(たまに、練習不足のときもありますが、そこらへんは子どもと先生にお任せしてます(*^_^*))
幼稚園生の頃、一緒に練習していたときは、ときおり 目的意識を持たせました。
「この曲は どんな気持ちで弾きたいの?」
「この曲を練習するとき、気を付けることは?」
それが 今、子どもの中に根付いてきています。
たまにメモを取りながら、どんなふうに弾きたいのかを 箇条書きにして貼っています。
情報が目から入ってくる「視覚系」というタイプなので、何かと紙に書いて貼るのが 娘らしいです。
昨日は、うまく右手と左手が合わなくて、音がちょっとイライラしていました。
そんなときは、すでに できていること、がんばっていることを伝えてあげるといいですね
「みっちゃん、昨日よりも、右と左が 合うようになってきたね~」と 承認。
完璧にできてなくてもOKだよねん。
以前よりは 上手になっているから そこを 伝えます。
娘も できているところに 目が向いて、少し やる気が出てきます。
そんなこと言ったら、練習の仕方が 甘くなっちゃうような 気がする方も いらっしゃるかな?
いえいえ、反対

「ここが うまく できるようになってきているよ~」と 伝えると、そこに 心の焦点が合います。
かえって 気を付けるようになるんです。
ひとは、注目されたところが 強化され、意識も引き上げられるんです。
注目されたところが ふえる、とも言いますね。
娘は「中学校に行っても、ピアノを続けたい」と言っています。
ピアノで いろんな曲を弾いたり、表現を工夫したりするのが楽しいそうです。
ピアノが上手になることも大事だけど、そういう思いが育っていることに うれしく感じます。