先生にクレームを言いたいとき。どう伝えたらいい? | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

今日は、フェイスブックのグループ「子育ての魔法~自分育てのステップ」で、Eさんからいただいた質問にお答えします。

「先生に苦情を言いたいとき、どのように伝えたらよいでしょう?」

まず スタンスは この2つ。

まる自分が正しいというスタンスで話さない

まるお互いに協力し合っていくというスタンスで話し合う

自分が正しくて、先生がまちがっている、という意図が伝わると 争いになります。

私自身も経験がありますが、相手に責められていると感じると、自分を守る方向にエネルギーが使われます。

どうしても、一番大切なはずの「子ども」よりも、どちらが正しいか、という論争になりがちです。


話すときのコツは

まる 事実を伝える

まる 子どもは自分の都合の悪いことは言いません。伝聞として「子どもから~と聞いている」と 伝える

まる 意見は「私」を主語にして話す

まる 要望は「~していただけると助かります」と伝える

事実と意見が2つが混同すると、これまた いきちがいが起きます。

たとえば「先生、ちゃんとうちの子のめんどうをみてください!むかっ」という苦情。

私が教師をしていた頃に言われたことです。

この子には かなり手も目をかけていたつもりだったので、ショックでした(が、「申し訳ありません」と謝りました)


「子どもの面倒を見ていない」というのは、一見 事実のようですが、これは意見です。

「○○のとき、先生が~のように対応されていると 子どもから聞いています。

 (私は)~のようにしていただけると、助かるのですが…」

のような感じで、おだやかに 話すことが おすすめかなあ。

ていねいに話しても、先生によっては「責められた」と感じちゃう人もいると思うのねん。

(はい、昔の私です(T_T))

日ごろから 人に頭を下げることがない職業ですから、慣れてないのです。


先生が 話をしだしたら、最後まで聞きましょう。ここは 根気がいりますね。

先生の話は 基本的に長いですから(T_T)(はい、昔の私です笑)

話の腰はおらずに、「なるほど」「そうなんですね」と あいづちを。

話し終えたら、ふたたび 自分の意見を「私」を主語にして伝えていきます。


この辺は ちょっと訓練が必要かもしれません。一番いいのは実際に人を相手に練習してみること。

保護者だけじゃないですね、先生もそう。

クレームを受けたとき、どんなふうに対応をしたらよいのか、話の聞き方・伝え方を学んでいない方が多いと思います。

学んだだけで 生かしていない場合もあるでしょう。


自分自身がコーチングを学ぶきっかけとなったのは、保護者からとのコミュニケーションがうまくいかなかったことです。

「今だったらもっとちゃんと対応できたのに…」と歯がゆく思うことがあります。

だから 伝えたいのですね、コミュニケーションについて。

ド下手だった私だからこそ わかることがたくさんあるから。

コミュニケーションひとつで、信頼関係がガラッと変わってしまうから。


「聴く・認める・伝える」この3つを磨くだけで、人生が変わると私は思っています。


この本も参考になるかと思います(*^^*)。

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