
「あの人が 苦手」
そう思うとき、その要素を すでに自分が持っていることが 多いのですねん。
私は、はじめて そう言われたとき、どうにも腑に落ちませんでした。
えーーー、同じ要素を持ってたら いやじゃん(-_-;)、って。
もう何年も前の話ですが、私が当時苦手だったのは、「有名になりたい光線」が バシバシ出ている(ように見える)人。
周りの人をこき使ってまで、そんなに目立ちたいかねえ。評価されたいかねえ。ちやほやされたいかねえ。
そう思っていました。
こき使われているように見えた人たちは、好きでやっていたみたいですけどねん。
今は そういった光景を見ると、心は反応するのですが、波立たなくなりました。
それは、同じ要素が 自分の中にあることが わかったから。
私もね、たぶん 目立ちたくって、評価されたくって、ちやほやされたかったのね。
本当は、うらやましい気持ちも あったのでしょう。
でも、「そういうのは みっともない」って 心にふたをしているから、心がざわざわする。
心のふたを開けたくないから「きゃー、なにそれ。やだー、もー」って 拒否反応を起こします。
振動している物に、同じ周波数の音を当てると、激しく共振するような感じ。
ガラスなど 固いものは、ときに 共振しすぎて 割れてしまうことも。
人も同じ。同じ要素を持った者同士って、共鳴するんですよね。
ガラスみたいに 固いと割れてしまうので、心をやわらかくしておきましょう。
「私にも きらいな人と 同じ要素があるのかもしれないなあ」
そう受け入れることが、心を柔らかくしておくこと。
よく言われることですが、苦手な人・きらいな人は 実は 自分自身を見せてくれる鏡です。