感情が記憶の回路を作る | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

私は「和久田」という苗字なのですが、なかなか 正しく読んでもらえません。

一番多いのが「和久井さん」。

友達からの年賀状や 病院の呼び出しなど、なぜか「和久井さん」と呼ばれます。

私は、名前は記号のようなものだと思っているので、あまり気にもせず。

「は~い」と返事をして、特に訂正もしません。


でも、娘は 名前を間違えられることが とってもいやなようです。

理由を聞いてみると「みんなに笑われるから、はずかしい。」

代理の先生が出席をとられるときに、いつもまちがってしまうようです。

みんなに笑われて「目立ってうれしい」という子もいるけど、娘は「はずかしい」のですね。


二つの出来事は、「名前を読みまちがえられた」という共通点があります。

でも、私と娘では わきあがる感情がまったくちがいます。

それは 娘の場合、「はずかしい~」という感情がともなって、記憶に刻まれてしまったから。

「読みまちがえ」=「はずかしい」という回路ができあがってしまったのですねん。


私たちは、体験を通して いろんな記憶の回路を作ります。

特に 感情を伴うものは、強く記憶されます。



私は、ずっと 揺れるものを見るのが苦手でした。

特にブランコは大嫌い。ゆらゆらするのも、キーキー音が鳴るのもだめ。

ドキドキしてしまい、気持ちが悪くなってしまうのです。

あるとき父から、1歳の時にブランコから落ちて、それから ブランコに乗らなくなったという話を聞きました。

なるほど~、と思いました。

ブランコ=こわい → ゆらゆら揺れる=こわい

と記憶されてしまったのですね。(今でもブランコは苦手です)


強く叱られた記憶、とても痛かった感覚、うれしかった思い、わくわくした気持ち。

そういったものは 体験とともに 体に記憶されます。

体の感覚にアクセスしていくとき、わけのわからない ドキドキやムカムカに行きあたったら、感じてみてね。

じ~~~っと 感じるあげるだけでも、少しずつ 軽くなっていくから。