
私が教師だったころ、まだまだ 罰を与える先生が多かったように感じます。
私が覚えている中で「この罰は、百害あって一利なしだ~」と思ったのは、勉強を罰にすること。
掃除をさぼったから、漢字の書き取り。
時間を守れなかったから、計算の練習。
そうやって、何かあるたびに 勉強をさせられていたクラスがありました。
担任の先生としては、一石二鳥の思いだったようですが・・・。
「勉強=罰」となると、勉強は不快なものになります。
その思いは、意識の深~いところに 記憶されるのですねん。
本来、勉強は楽しいものです。
すべて楽しい、というわけには いかないかもしれませんが、新しいことを知ることができるワクワクは、どの子も 持ち合わせています。
うちの娘は、今 科学に興味があって 元素周期表を見るのが趣味です。ほぼ覚えてしまいました。
夫と電子やクオークなどについて いっちょ前に話しています。
夫と 科学に関するイベントに行ったりして、ますます おもしろくなったようです。
専門家の方が わかりやすく教えてくださるので、たくさん質問をしたとか。
ふだんは、テレビで「酸素」「ヘリウム」「エアアース」などの言葉が出てくると、本を調べ、わからないことは パパにきいています。
(私は、娘と夫の会話を聞いていても、なんのことやらわからないほど むずかしい話をしてます(T_T))
ちなみに娘は、1歳半で ひらがなと数字を覚えています。
私は 入学まで教えたくなかったのですが、娘があまりに「ん~~!

「ん~~!

当時 覚えたものは、
・ひらがな50音
・数字10まで
・色12色
・形12種類
です。
教え込んだわけではなく、本人の興味の方向性を見て、環境だけ整えた結果です。
インドアな娘の場合は 知識でしたが、それが 鉄棒であっても、ボール蹴りであっても、電車や車を覚えることであっても「子どもを伸ばす」という点では 同じですね。
もし娘が、「元素周期表を覚えなさい」「ひらがなを読めるように!」と言われていたなら、勉強がきらいになっていたでしょう。
いかに、子どもから「おもしろい!」「もっと知りたい!」を引き出すのか。
「受験に有利だ」「他の子よりもすぐれるように」とか思わず、ただ 面白がって、一緒に楽しんであげることが コツかな~と思います。