
Hさんのコーチングをしていたときのこと。とても 大変な出来事があったと伺いました。
「そんなときは ぜひ 私のことを頼って!電話してきても大丈夫ですよ。」
と 申し上げると、
「いえいえ、私はお金を払っているから お話ができるんです。無料ではダメです。」
とおっしゃいました。
有料だからこそ「対等に話ができる」とのことでした。
なるほど~、と思いました。
確かに、私も 有料と無料では ちがうかもしれません。
私は 最初のうち 無料でセッションや講座をしていました。
仕事ではなく、ボランティアでやっていこうと思っていたからです。
でも、だんだんと「やってあげているのに…」という思いが 出てきました。
ボランティアって 0円ではできません。自腹を切って 続けていく必要があります。
自分の時間も たくさん 提供していかなくては なりません。
勝手に 期待して、勝手に 期待に応えてくれない…と むなしい気持ちになってしまうこともありました。
無意識のうちに、私の中で 対等ではなくなっていたのですね。
娘のダンスの先生を見ていても思います。ダンスのお月謝がとっても安いのですが、
「月謝が安いですからね…入会金をいただきます」
みたいな感じで、先生が月謝の安さを 自嘲気味に おっしゃることがあります。
私は「安くやってあげてる」と思うくらいなら、月謝代を上げればいいのに…と思います。
たくさん生徒は集まっているのだから、自分が納得できる料金を提示して 気持ちよくレッスンをしてほしいデス。
慈善事業ではないですしね。
対等になるために お金を払う。お金をいただく。
大切なことだなあ、と 思いながら、Hさんのお話を伺いました。
<追伸>
Hさん、ずっとコーチングを受け続けてくださって ありがとうございます。
大変なときは 本当に 私を頼ってね。メールも大歓迎ですよ!