すてきな未来に意識を向けること | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

先日、運動会がありました。

障害走では、網に頭が引っかかってしまい、最初から 大幅な遅れ。

自分が走っているわけではないのに、ものすごくドキドキしてしまいました。

そのあと、最後の直線で ごぼう抜きし、3位に!

涙が出てしまいました。

うわ~、最後まであきらめずに がんばったねえ。

順位が上がったこともさることながら、最後まで 走りとおした姿に 心打たれました。


娘は 幼稚園の頃、運動に苦手意識がありました。

「運動神経悪いよね」と 繰り返し教えてくれる お友達がいたのですねん。

そんなもんで、何をやるのも「運動神経が悪いから」と前置きする娘。

なんか、やる前から あきらめている感じ。

娘の足のカタチを見ると、素質があると思うのに もったいないなあ。


ここ1年は「みっちゃんは 足が速いんだよ~ドキドキ」と 何度も 何度も 伝えてきました。

娘が「一緒に スーパーまでジョギングしよう!」というときは 付き合い、走り方の癖を直したりもしました。

娘も 最近は がんばれば速く走れるかも!という 思いがわいてきたようです。


思い込みって 大きいですね。

「やればできる」と思ったら、最後まであきらめずに 全速力で 走りぬいたのです。

最後の直線で、必死に走る娘に 成長を感じました。


心理学では「注目したところがふえる」と言います。

できることに注目するか、できないところに注目するか。

どうせなら、望ましい状況に意識を向けること☆



子どもは「できるんだよ」と 言われ続けると、できるような気持ちがしてきます。

「できない」「ムリ」と言われれば、そう思い込みます。

「速く走れるよ!」と 何度もすりこんでいったので、娘には 根拠のない自信がわいたようです。

1位になることが 目的ではありません。

娘の中の力は 全部出しきれたら それでOK。

走りぬいた娘は、誇らしげに3位の緑色の札を 見せてくれました。