
赤ちゃんの中には、生まれつき 緊張が強いタイプの子がいるそうです。
特徴は 抱っこしても 全体重を預けない、体がかたい感じ。
まさに、娘がそれでした。
抱っこしても ピンと背筋を伸ばし ペターッとくっつかない。
おんぶをしても 同じ。きょろきょろ顔を出し、落ち着かない。
赤ちゃんって お母さんに全部あずけて 抱っこするものだと思っていたので、ちょっと さみしい気持ちがしました。
緊張が強い子なのだな~という感じが、伝わってきました。
人見知りや 場所みしり、夜泣きもひどかったので 育てるのは、けっこう 大変でした。
緊張の強い子は、3タイプに分かれます。
・固まってしまう子
・かんしゃくを起こす子
・(緊張を紛らわすため)やたらに動き回る子
泣き言を言わずに、不安感情を ため込んでしまう傾向があるとのこと。
ため込んでしまうからこそ、圧力がかかって 他の部分に出てきてしまうのですね。
娘は この傾向が 全部当てはまりました…

知らない人に会うと 固まってしまうし、知らない場所に行くと やたらと動き回ったり、奇声を上げたりします。
他の子たちが「いい子」に見えましたデス。
そんな 娘のためにしてきたのは、2つです。
まず、いろんな体験をさせること。
人との関わりを増やしたり、いろいろな場所に出かけたりしました。
「大丈夫だから、やってごらん」という機会を 増やすことが目的です。
元来 こわがりなのですが、何度も 何度も 体験するうちに「やってみたら大丈夫だった」という体験が増えていきました。
成功体験の積み重ねって 大事ですね。自信につながっていきます。
次に、マイナスの感情を 吐き出させること。
泣く時間も大切にしました。
感情は そのまま受け止め、共感していきました。
現在の娘は、幼児期ほどの緊張はなくなりました。はずかしがり屋だけど 目立つことも好き。
遠足のときは「グループの班長になりたい!」と息巻いてました(笑
相変わらず こわがりだし、体に力が入っているなあ、と感じることも多いけど、もともと持っている気質だから、ある程度は しょうがないかな。
そしてね、たぶん 私自身が 子育てを通して 癒されているのだと思います。
私自身も、おそらく 緊張が強い子でした。
母親は 育てにくさを感じたようです。
娘を育てていると、自分への育てなおしをしている感覚を 感じることがあります。
「どんな感情も 感じていいよ」
「思ったことを そのまま 表現していいよ」
ときおり 娘にメッセージを送りながら、実は 私の中の「小さなミカ」ちゃんに 伝えているのかもしれません。
子育ては 自分育てだなあ、と いつも 思います。