私のメールセミナーを受けてくださっている方の中には、
「もっと 劇劇に変われると思ってたのに…」
と 感じる方が 多いと思います。(よい意味でも 悪い意味でも)。
人って そんなに 簡単に 別人にはなれないのですよねん。
今まで 何十年もかかって 積み上げてきたものを すぐに変えるのは むずかしいからです。
心理学的に「変化=ストレス」。
変わりたい、でも 変わるのはこわい、と アクセルと踏みながら、ブレーキを踏むような時期も 続くと思います。
でも、続けていけば だんだんと ブレーキを緩めるすべがわかり、前に進むときがきます。

私はコーチですが、似たような職業に アドバイザーがあると思います。
実は 2つはずいぶん ちがいます。
薬でたとえるなら、コーチは 漢方薬。
即効性がないときもありますが、続けると体質が変わっていきます。
アドバイザーは 西洋医学。
即効性があり、症状を抑えたり、緩和させたりします。
体質は変わらないので、また 同じ症状が出ることがあります。
どちらがよい、という話ではなく、ちがいを知っておくことが 大事なのねん。
見ているところや 対処の仕方がちがう、ともいえるかな。
コーチは、表面に現れている問題よりも、その根っこに何があるのかを 見ていきます。
アドバイザーは、問題そのものを 改善させる方法を 提案します。
(あくまでも 私の意見なので、異論もあるかもしれません。また、私もアドバイザー的に関わるときもあります。)
私のところには、いままで 何人かの専門家に相談したけれど…と 流れ着いてくる方が いらっしゃいます。
共通しているのは「合わないアドバイス」を たくさんもらっている、ということです。
アドバイスって 相性がよければ 即効性があります。相性が悪いと 効果が出ません。
アドバイスが悪い、というわけではないのですよねん。単に 相性の問題。
たとえばね、こんなアドバイスで 苦しんでいる方が 多かったかな~。
・子どもの叱り方は○○です。絶対に~しないこと。
・怒り過ぎてしまうのは、あなたが○○だからです。~をやめましょう。
・あなたが○○だから、子どもが~になってしまう。・・・しましょう。
アドバイスって「正解」「答え」のような イメージがあります。
ピタッと はまればOK☆そうじゃないとき 自分や他人を責めてしまうのですねん。
「できない私は ダメな私…」「子どもが改善しないのは、専門家の力不足」と なっていきます。
アドバイスって どちらかというと 未来に視点が向いているのですよねん。
「どうすればいいのか」と 行動・思考面を変えようとする アプローチが多いです。
選択肢も少ないですしねん。
アドバイスで 行き詰ったときは、「今ここ」や「根っこ」を 見ていくアプローチも取り入れると いいですよん。
答えは ひとつじゃないので、それを 考えるためのプロセスや視点も。
即効性がないときも ありますけど、じわじわ 効きますよ~。
…と 私に流れ着いてくださったクライアントさんたちの話を お聞きしていて 思います。
ちょっと 抽象的だったかな。
漢方薬と西洋医学の薬を うまく 使うみたいに、アドバイスもコーチングも 自分に合わせて使えるといいですよねん。