授業参観ってダメ出ししたくなるわ~ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表 和久田ミカです。

先日、授業参観がありました。

廊下に絵が貼ってあったのですけど、そういうとき ついつい 教師の目になっちゃうのねん。

「娘の絵は 技術はAだけど、発想や構想はBだなあ」なんてね。

無意識に 観点別評価をしちゃう。

娘の絵を見て 子どもらしさが抜けてしまったことを、さみしく思いました。

丁寧に描いてあるんだけど、目がウインクしてるのね。

それに比べて 男の子の絵は 子どもらしくダイナミック。

絵の中にストーリーがある子は、動きがある。

ついつい、比較してしまいます。

のど元まで「みっちゃん、絵を描くときはね・・・」とアドバイスしたくなりました。

…が、やめました。

小さいころのことを 思い出したからです。

ランドセルの個性 - 写真素材
(c) machaストック写真 PIXTA


母は 授業参観に来るたび、何かしら ブツブツ言っていました。

特に 1年生のときは 気合が入ってしまったのか、ダメ出しの嵐。

学習発表会で 合奏をしたら、

「せっかく オルガンの役になったんだから、両手で引けばいいのに」

とブツブツ。

私 当時 小心者で、クラスの子に「両手で弾ける」って言えなかったんですね。

「自慢していると思われたらいやだな~、弾けないふりをしておこう…」なんて思っていたのデス。

母に話したら もっと 怒られそうなので、口をつぐみました。

写生大会のときは 飾られた絵を見て、

「なんで、電車を こんなサツマイモみたいに書くの!?○○ちゃんみたいに、細く書けばいいのに」

うんぬんのダメ出し。

ホントは 陸橋の上から電車を見たから、屋根しか見えなかったの、だから 想像で描いたの…

なんて言えませんでした。


体験って大事ですね。

あのときの悲しい気持ちを思い出したら、娘に「元気いっぱいに絵が描けたね」って言えました。

別に 評価される絵を描かなくたって、こんなに楽しんで描いているんだから、それでいいよね。

うんうん。ある意味 母に感謝かな。

教師のときって 懇談会のとき

「帰ったらお子さんのことをほめてくださいね~」

って言ってたけど、母になって知る フクザツな心持ちでした。