昨晩の記事に関連して、お仕事に関して書きますよん。長文です。
クレクレ星人に悩まされる フリーランスの方は、とても多いとお聞きします。
クレクレ星人っていうのは、無料で なんでも「くれくれ」っていうお方ね。
くわしくは、青山華子さんの記事をご覧になってねん。

悩むのは、圧倒的に 女性が多いのではないかな~と思います。
断れないのねん。
相手の期待に応えようと がんばる傾向があります。
私も 昔は ご相談のメールに 丁寧にお返事を書いていました。
だって、無視したら きらわれそうだし、相手の思いをむげにしてしまったら 申し訳ないから。
悩み相談は、たいてい 読むと目が痛くなるような 長~いメッセージ。
その目的は ほとんどが、
・共感してほしい
・あなたは まちがっていないと言ってほしい
・即効性のあるアドバイスが欲しい
この3つ。
特徴的なのが 名前が書いてない人が ほとんど。
匿名という時点で、覚悟がわかる気がしますね。
いちおう、一生懸命 お返事を書いて「有料ですが、個別相談もしております」と 付け加えていました。

(c) naorock|写真素材 PIXTA
でもね~。お礼の言葉よりも、返事が来ないことの方が多し。
(↑たぶん、自分が言ってもらいたい言葉と 違っていたのだと思います)
返事が来たとしても、
・有料はムリです

・本当に 困っているので無料でお願いします
という 反応が返ってきました。
想像力のある人なら、悩み相談を読んで 返事を出すことが、どんだけ 時間と労力を使うか わかると思うのねん。
十分、ケチじゃないと思うんだけどなー…と もや~っとすることが多かったなあ。
たぶん クレクレ星人の方は 自覚がないだけなんだろうなあ。
今は 忙しいこともあって、ご相談メールには お返事を出していません。
悩み相談に 全部答えていたら、本来しなくてはいけない仕事が ますます 遅れちゃうのねん。
(それに、今はほとんど 相談メールは こなくなりました)
私にとって 大事なのは、クライアントさんたち。そして受講生のみなさま。
そう思ったら、お返事を出さないことで きらわれることは、ぜんぜん こわくなりましたですよ。
私の大切な人たちのために 時間を割きたいという思いが 強くあります。

(c) Graph-S|イラスト素材 PIXTA
こういう 対人関係の 自分なりのルールを「境界線」っていうんだけどね。
コーチ、セラピスト、カウンセラー、講師は、境界線を きちんと持つことが大事。
そうじゃないと、クレクレ星人に振り回されます。
大金はたいて得た知識や技術を ボランティア価格で 提供し続けることになりますよん。(自戒を込めて…

自分が どんな人と 付き合っていくのかは、とても 大事です。
相手に選んでもらうのではなくて、自分が選ぶんですよ。
私は、お申し込みがあっても コーチングが合わないと思ったら、お断りしています。
いい影響が受けれられそう…と思ったら、興味がある人の講座に お金を出して 学びに行きます。
自分がつながりたい人とは 自分からコンタクトを取ります。
教育関連の仕事なら、ボランティア価格でも 引き受けます。
自分が 人間関係や仕事のハンドルを持っておくことが、境界線を作るコツです。
私が いろんな人を拝見している限りですが、境界線をきちんと持っている人ほど 運も回ってくるように感じますよん。