当時、ことばの教室が併設されている学校に勤務しており、その先生が参考文献を職員に配りました。
最初読んだときは、にわかには信じられませんでした。
トム・クルーズが、「z」と「s」の区別がつかなかったって…え?…
トム・クルーズは、自身でも公表していますが、LD(学習障害)です。
母と妹も同じ障害を持っており、努力で克服したことが 書かれていました。
そこから、図書館で本を借りたり、よさそうな本を買ったりして 勉強をしはじめました。
(アメンバー記事で 少しだけですが、発達障害の子たちの話を書いています)
教員をしていた頃、発達障害の子は 普通学級に 一定の割合でいました。
(私は診断はできないので、あくまでも主観ですが)、多いときでクラスの中に3~4人いたかなあ。
彼らと接していて思うのは、叱ることは 何の意味もないということです。
どんな特性を持っているのかを知り、それに合わせて 教師側が対応を変えることが 大切だと感じました。
私が借りたり、買ったりした本の中で おすすめのものを いくつか挙げておきますね。
軽度発達障害の心理アセスメント―WISC‐3の上手な利用と事例/著者不明

¥2,730
発達障害の子は、発達にでこぼこがあるという言い方をされることが多いです。
そのでこぼこ(認知特性)に合わせて、どのような 対応ができるのか、また これからどのような 困難が予想されるかが わかります。
具体例が豊富なので、WISC-Ⅲの検査を受けられた方には おすすめの本です。
読んで学べるADHDのペアレントトレーニング/シンシア ウィッタム

¥1,890
Amazon.co.jp
AD/HDの理解に役立つだけでなく、それに対する対応が 具体的に書かれています。
翻訳されたものなので、多少 読みにくいと感じるところもあったけど、生活に役立つ例がたくさん載っています。
個人的には「厳しすぎるのでは?」「日本人にはなじまないのでは?」と思うものもありましたが、参考にはなると思います。
LD児のためのひらがな・漢字支援―個別支援に生かす書字教材/小池 敏英

¥3,360
Amazon.co.jp
ぜひ、小学校の先生に読んでいただきたい一冊。
汗と涙と努力で ひらがなや漢字を教え込んでも、LDの子たちには それが功を奏すとは限りません。
効果的な方法が 載っています。
家庭と連携して 共通理解するためにも、使えるように感じます。
付録としてソフトもついています。